前回のエントリの続き。2012年12月から。残る工程もあと僅かでいよいよ石窯も完成です。2月くらいから上扉を作る前に既に火を入れて使い始めてたのですが、実際全部の工程が終了し石窯が完成したのは、確認してみたところ2013年の3月16日でした。
2012年12月 -なんもせず
この月ほっとんど石窯触りませんでした。前回鉄板がまっすぐ切れなかったショックから立ち直れず、なんか他のことしてました。思い立ってクライミングウォールを作ってみたりして。そしたらなんかクライミングウォールが結構いい感じに出来たので若干自信を取り戻したようで、年が明けたらまた石窯再開しようかなあみたいな。。。2013年1月 - 扉作成
この月は扉の作成に明け暮れました。鉄板まっすぐ切れなかったリベンジです。それとこの月は薪集めなんかもしました。この前の年に薪を分けてくれる方と知り合いになり、その方の持つヒノキ林に薪を取りに行きました。薪についてはまた別途。さて扉の続き。扉作成上でのコンセプトは、溶接以外でできることはなるべく溶接以外でやる、って感じです。溶接しなくてもいい方法を考えました。にもかかわらず、友達から家庭用の溶接機を安く譲ってもらったので、特に必要無いけど溶接をしてみました。おい。
世界で一番下手な溶接で下扉の枠できた。いや溶接クソむずい。これ一朝一夕でできるもんじゃねーっす。鬼門だ。
気を取り直して、ヒンジの構造のシミュレーション。普通にヒンジを取り付けると段差やら隙間ができちゃうのでちょっと考えて枠側にも扉と同じ厚みの鉄板を挟んであります。これちょっと工夫したポイント。市販のヒンジでこんなことせずにできるよって時はこっそり教えて下さい。
扉の枠を石窯本体に固定するためにプラグを埋め込みます。
そんでこんな感じで固定。
枠ができてしまったので、渋々扉の作成開始。鉄板切りますよ。恐怖の鉄板切断。 前回はあまりにも徒手空拳過ぎました。今回はジグソーで切る前に固定した板をガイドにしてグラインダーでケガク事にしました。
こんな感じで溝をつけちゃう。
そしてその溝に添ってジグソー。あれ、結構うまく切れた。
そしてその鉄板を石窯本体に既に取り付けてある枠に固定するとこんな様子。扉っぽい。
気を良くして反対側も。いいじゃないのー。把手などは後ほどつけました。
下扉がなんとかなってきたので上側の続きを。
調理室の後ろ側も全部ようやく埋めまして。。。(両側の小さいレンガ作るの面倒臭かった)
上扉の周囲も積んでこんな感じになりました。
更にもうちょっと積んで上扉の枠と温度計を取り付け。 うむ。良い感じ。1月はこうして終わりました。
2013年2月 - 煙突作成
我が家が新白河原人の守村大先生のように人里離れたところにあればいいのですが、何しろ住宅地にあるため石窯を作る上で煙突は欠かせません。最低でも隣家の軒の高さは超える必要があります。更に我が家は3階建てであり、ホンマ製作所によると煙突火災の事を考えるとその3階の屋根よりも最低1000mmは高くしないといけないようです。というわけで、地上から10mの高さの煙突を立てることに決定。煙突は立てますが、それでもご近所の迷惑にはならないよう煙には細心の注意が必要なのは言うまでもありません。煙突を石窯に取り付けるソケット部分の為にレンガを繰り抜きます。
これすっげー大変だった。粉だらけになった。グラインダーの刃何枚無駄にしたか見て下さいと言いたい。穴開けして砕いてと色々工夫したんですが、もっと効率的なやり方あったんだろうなー。
というわけでそのソケット部に煙突を差し込んでみたのがこちら。φ106のハゼ折り煙突を採用。
そしていよいよ核心、3階まで一気に延びる縦部分。支え脚を外壁のガルバリウムを貫通させて取り付けました。これホントにめっちゃ大変でした。この時点で既に隣家の軒より高い。
後半は屋根の上から。予算が無いのでH笠ですがご容赦下さい。この時の達成感凄かったー。
というわけでどうでしょう。10mの煙突です。いやー壮観。
上扉はまだないんですが、我慢できずに火を入れてみました。煙良く出る。煙突長いからチムニー効果相当なもんだろうなあ。 2月はこんな感じでしたた。
2013年3月 - ついに完成
そして3月のある週末、上扉を取り付けたり細かい部分を作成し、ついに石窯が完成しました。下扉に把手と丸落しを取り付け。把手はL字型に曲げたステーにその辺の丸棒を取り付けて作成。
そして上扉も取り付け。上扉はモロに煙が流れてくるので気密を保つのが非常に難しい。でもまあ何とかこれで行けそう。
そして上扉に把手と丸落しを取り付けて、石窯完成です!
いやー10ヶ月もかかるとは思いませんでした。完成してからピザの生地も自分で捏ねるようになり、温度調整もだんだん上手になってきました。付随する色々な道具も作ったりしていますが、その辺りの事は別にまた書こうと思います。
おしまい。
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