2019/04/29

Breaking 3 @Tsukuba Marathon / サブスリー達成しました @つくばマラソン




もう5ヶ月も経ってしまったのですが、2回目のフルマラソンでサブスリーを達成したときの振り返りです。StravaとFacebookに書いた内容の加筆転載版です。

どんな練習をしたかとかについてもいずれ時間を取って書きたいと思います。サブスリー達成後数ヶ月はちょっと燃え尽きてしまって走る目標とか見失ってしまっていました。今はまた楽しく新しい目標に向かって走ってます。

***

生活にランが加わって5年、運動部経験ゼロ、シャイでインドア派の俺が2回目のフルマラソン挑戦でサブスリーを達成できました。


レース前


直近数ヶ月は月間300km行ったり行かなかったり。2週間前からアルコール抜き。断酒は見た目にも効果が大きくて、この2週間安静時心拍が55から45に下がる。3日前から炭水化物意識した食事。1ヶ月位前からクレアチン摂取。ポイント練習は2週間前でやめて、レースまではジョッグメイン。

研究学園駅前に前泊。睡眠6時間。朝食は小さいクリームパン3つとバナナ1本とエクステンドのBCAAを3時間前に。朝からレースまで何度か挑戦するがうんこが出ずに困る。前夜食べたドリアを積んで走るのがすごく嫌だった。

補給はアミノバイタルショットの赤2つと青1つをランパンのサイドポケットに。

服装はティートンのドライTシャツにパタゴニアのストライダープロショーツ5インチ。ORのトレラン用手袋装着でアームカバーはなし。キャップにサングラス。シューズはヴェイパーフライ4%。ダーンタフのショートソックス。iPhone XでGPS計測してApple Watchに表示させる。胸には心拍計、右足にはStryd装着。

スタートまで


レース会場には8時前に到着。トイレに並んで再挑戦するも、不発。スタート20分前にアミノバイタルの赤いの(パーフェクトエネルギー)とマグオンを1本ずつ摂る。あとまたエクステンドのBCAAを飲み物に。ロッカーに荷物を入れて8:50くらいにAブロックへ。スタートラインから10mくらいのところの左端で待機。周囲みんな速そうで気圧されそうになる(いつものこと)。

レース


スタートラインまで14秒かかったみたい。しばらくは混雑して自分のペースが掴めず、突っ込みすぎないように気をつけた。今回は最後までキロ4:10ペースを維持するつもりで走る。鼻呼吸。それでもGPSの記録を見ると最初の2kmは速め。なるべく楽してペースを維持したいけどつくばはペーサーがいないので、なんとなくペースの合いそうな仮想ペーサー女子選手を見つけて10kmほど追走する。女性は突っ込んだりしない傾向にあるということで選んだわけで、性癖ではない。いや、性癖でもある。

給水は全部取ろうと思ってたけど気が変わって、4km地点の給水はパス。次の9km地点の給水から1つ置きで取ることにして、アミノバリューがないときはパスして次の給水を取ることにする。喉が乾いた感じは最後までなし。

15kmまではアップだと言い聞かせ、淡々と走る。つくばのコースがあまりにもフラットで快適でびっくりする。途中でペースが合わなくなったりでペーサー代わりの人を何度かチェンジして走る。快適。10kmでああやっと1/4終わったー、14kmでああ1/3終わったーっとか常に計算してた。10kmで42分半くらいだったのでなかなかいい調子。10km超えてしばらくでエネルギーを補給しておこうとアミノバイタルショットの赤いやつを取り出して口を切ったところで手袋が滑って落とす。天を仰ぐ。

その後アップの15kmを終えて、折り返しまで頑張るぞと淡々と走る。20kmの田んぼの横を走る辺りで、脚はまだ元気な感じだったけど、今のうちにとBCAAの多い方のアミノバイタルショット(青い方)を今回は手袋を外して細心の注意を払って飲む。効果があったかはいまいちわからないけど多分あった。その後折り返しで90分を切っていたのでいいぞと思う半面、2月のはなももでも折り返しでは同じだったのを思い出して気を引き締める。このあとちょうどサブスリーくらいのゲストランナー片岡純子さんが引っ張る集団にしばらく着いていく。

折り返しを超えてからは2つのランドマークをずっと目指す。2/3が終わる28km地点と、そこから飛ばそうと考えていた37km地点。28km地点は快調に通過して、このあと恐怖の30kmが来ると思ってちょっとビビる。ここで今度は赤い方のアミノバイタルショットを補給。手持ちが無くなりなんとなく不安になる。このあたりでずっと150後半だった心拍が160を超えはじめる。研究学園近くの折り返しが印象に残る。長えなーと思ってた。

30kmを超えてもペースは維持できたけど、気を抜くとキロ4:15に落ちちゃうので意識してペースを維持する。片岡さんの集団とペースが合わなくなって追い越して離脱。この辺りからペースが落ちていくランナーが目立つようになる。前の方で抜かされたランナーを抜き返したりで、この距離でまだペースが維持できる事に少し自信を持ち、前回とは違う手応えを感じる。

35kmを手元の時計で2時間27分くらいで通過。ここの辺りで、今から全部キロ5分に落としたらサブスリーはダメなのか、とか計算を始める。このペースを維持しても残り5kmじゃまだキロ5に落とせないのか…とか。厳しい。

35kmを過ぎたところで立体交差の坂があって、高尾在住トレイルランナー舐めんなよ(?)と歯を食いしばってペースを落とさずに駆け上がる。いちいち坂を覚えてるほどに本当にフラットなコースだった。坂を下ってこの後待望の37km地点。GPSが500メートル程多くカウントしてて、手元では37kmなのになかなかコース上の表示が出てこなくてイライラする。

37kmをやっと超えて、まだ少し余力があるので飛ばそうとペースを上げる。上げるつもり。でもキロ4分がやっとで、イメージでは3:40くらいでラスト5kmはかっ飛ばす気だったから現実に打ちのめされる。38km地点で、ここから全部キロ5にしても3時間切れる計算が成り立って、ホッとする。でも思ってたほど感激しなくて自分でもビックリ。ともすれば4:10より遅いペースに落ちそうになるのを気合いで維持する。最後の折り返しが長くて長くて。でも向こうから走ってくる自分より全然速い人達を見て、これで諦めるわけにはいかない。

これまでずっと鼻呼吸だったのを、38km以降は口呼吸で行こうと思ってた。けど実際は口呼吸が必要になる程ペースを上げられず。折り返しの後に最後の坂があってふざけんなと思ったなー。そこからはゴールの陸上競技場までもうちょっと。最後の左カーブを抜けると、やっとフィニッシュが見えた!思ったより感激しなかったとか言いながら、ゲートをくぐった時は涙が出た。サブスリー、できました!グロス2時間57分43秒(ネット2時間57分30秒)。思ってたよりも走れた!

レース後


終わってみると結構綺麗なイーブンペースで自分でもびっくり。これはStravaからのグラフ。
体へのダメージはケツが一番痛かった。結構大臀筋やらを使って走れたみたいで良かった。ふくらはぎ、太ももはハードな練習やトレランの後程度のダメージ。ってことはもっと速く走れた?追い込めた?とか思うけど、これが今の俺の限界。

レース後飲んだビール、待ちわびたビール、これが思ったほど感動が無い。あれ?俺酒やめられるんじゃね?まあ嘘だけど。

走っててよかった。

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