ウォールは無事に完成しましたが、ホールドが全然足りません。ただ、ホールドって結構高価で、普通に買おうとすると1つ1,000円弱したりします。それじゃ予算的に数が揃えられないぞって事でネットで安いところを検索して見つけたのがポーランドの謎のホールド屋さんで、大小取り混ぜて55個買って送料入れて14,000円くらい(だいぶ値切りました)でした。メチャ安い。1つ300円切ってる。ただ、船便なので果てしなく時間がかかる。まだ海の上。いつ届くかさっぱり不明。その他に安くホールドを入手する方法って言ったらもうあとは自作しか無い。ってことでやってみよう。
ホールドの作り方ですが、国内はそんなに情報がありません。なので海外サイトで情報を集めました。以下のサイトですげー親切に説明してあるのでフルに参考にしました。
Making your own climbing holds
Make Hand Holds - How To's
ポリエステル樹脂を使って作るんですが、既存のホールドを粘土で型取りしてコピーする方法と、フローラルフォーム(花を挿す緑色したスポンジみたいなやつ。オアシスフォームが有名)で原型を作ってシリコンで型どりする方法の大きく2つの方法があります。せっかくだからオリジナルのホールドを作ってみようって事で後者を採用します。ホールド表面のザラザラ感を出すのにフローラルフォームのテクスチャがちょうど良いようです。
ちなみに費用ですが、5,000円くらいかければ20個くらいホールドが作れそうです。1つ250円。10個型を作って2ショットとか。型が残るので以後安価で量産できますが、同じホールドいくつも作ってウォールがどうなるかは良くわからない。角度変えてつけたりすればいいのかな?
さて、というわけでまずホールドの原型づくりをしてみました。フローラルフォームは花屋で1つ315円でした。2つ購入。こんなやつ。見たことあるでしょ?
これをざっくり切ってカッターとかヤスリとかで整形していきます。ものすごく切削性が高いので、サクサク気持ちよく切れるんだなーこれが。史上最高にサクサクした素材です。気持ちいい。結構散らかりますので掃除機必須。出来ればマスクもあればよいでしょう。翌日鼻の穴の中が緑色になってたから。。。
形ができてきたら仕上げは指を使ってやります。なんとなくそれっぽくなってきた。
壁に付けてみるとイメージが沸く。
というわけでまずは2つできました。左が俺の試作1号で右が友人の。鏡の前なのでダブってます。
ポケットも作ってみた。
ポケットなんだけど手前側はガバ、とか欲張ってみた。ちなみにボルダリングど素人なので全くその場の思いつきで適当に作ってます。実際のムーブとかそういうの全く想定していません。哲学不在のホールド作り。
後ほどボルトを通す穴を開けます。キャップボルトの頭も隠すことを考えて、20mmの厚みは確保して作りました。 キャップボルトの頭が高さ10mmくらい(だったけな)なのと、固定用の厚みとして10mmって感じで決めました。
というわけで大小あわせて9個ほど原型を作りました。ちょっと触っただけでも形が変わっちゃうので、手の届かない高いところに置いたのがこの写真。
いやー、ホールドの原型作りすげえ楽しいです。 クライミング仲間を集めてワイワイやるとすげー盛り上がると思います。フォーム1つで中くらいのホールドなら5つは切り出せるかな。両手で掴めるようなガバも2つくらいは作れそう。
さて、次回はこの原型=雄型を使ってシリコンで雌型を作ってみます。つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿
Pls comment here...