2013/05/21
How long does it take from Poland? / ポーランドからの船便は5ヶ月かかる
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既にポーランドの謎のホールド屋さんから発送されて5ヶ月が経過。既に郵便局のサイトを毎日チェックする事すらしなくなっていて、ああいつか届けばいいなあ、なんて感じで待つこともなく待っていた55個のホールド、ようやく川崎港に到着したようです。今朝ふと思い立ってチェックしてみたら上の写真のように更新されてた。うひょおおおお。5ヶ月ですよ?しかしやっとだわーのんびりすぎるわー。
というわけでポーランドから何かを船便で輸入する場合には5ヶ月以上かかることを覚悟しておきましょう、っていうのがこのエントリの趣旨です。航空便だったら1週間以内にすぐ届いたのにね。送料を節約したくて待つことに抵抗がない、って方にはオススメです。それに船便にないメリットとして、7つの海を越えて荷物が届くっていうロマンがあるわけですよ。どこに寄港したのかな、なんて夢想しながら到着した荷物のちょっとボロっちくなった箱をニヤニヤ眺める、これはたまらんですよ。
さておき今週中に受け取れそうで良かったわー。一気にホールド100個近くになるわ。これでウォールの拡張(裏面にちびっこ用スラブを作成予定)にも取り掛かれそうです。
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2013/05/17
Brick Oven Completed #3 / 自作石窯完成しました(石窯作成記後編)
前回のエントリの続き。2012年12月から。残る工程もあと僅かでいよいよ石窯も完成です。2月くらいから上扉を作る前に既に火を入れて使い始めてたのですが、実際全部の工程が終了し石窯が完成したのは、確認してみたところ2013年の3月16日でした。
2012年12月 -なんもせず
この月ほっとんど石窯触りませんでした。前回鉄板がまっすぐ切れなかったショックから立ち直れず、なんか他のことしてました。思い立ってクライミングウォールを作ってみたりして。そしたらなんかクライミングウォールが結構いい感じに出来たので若干自信を取り戻したようで、年が明けたらまた石窯再開しようかなあみたいな。。。2013年1月 - 扉作成
この月は扉の作成に明け暮れました。鉄板まっすぐ切れなかったリベンジです。それとこの月は薪集めなんかもしました。この前の年に薪を分けてくれる方と知り合いになり、その方の持つヒノキ林に薪を取りに行きました。薪についてはまた別途。さて扉の続き。扉作成上でのコンセプトは、溶接以外でできることはなるべく溶接以外でやる、って感じです。溶接しなくてもいい方法を考えました。にもかかわらず、友達から家庭用の溶接機を安く譲ってもらったので、特に必要無いけど溶接をしてみました。おい。

世界で一番下手な溶接で下扉の枠できた。いや溶接クソむずい。これ一朝一夕でできるもんじゃねーっす。鬼門だ。
気を取り直して、ヒンジの構造のシミュレーション。普通にヒンジを取り付けると段差やら隙間ができちゃうのでちょっと考えて枠側にも扉と同じ厚みの鉄板を挟んであります。これちょっと工夫したポイント。市販のヒンジでこんなことせずにできるよって時はこっそり教えて下さい。

扉の枠を石窯本体に固定するためにプラグを埋め込みます。
そんでこんな感じで固定。
枠ができてしまったので、渋々扉の作成開始。鉄板切りますよ。恐怖の鉄板切断。 前回はあまりにも徒手空拳過ぎました。今回はジグソーで切る前に固定した板をガイドにしてグラインダーでケガク事にしました。

こんな感じで溝をつけちゃう。
そしてその溝に添ってジグソー。あれ、結構うまく切れた。
そしてその鉄板を石窯本体に既に取り付けてある枠に固定するとこんな様子。扉っぽい。
気を良くして反対側も。いいじゃないのー。把手などは後ほどつけました。
下扉がなんとかなってきたので上側の続きを。
調理室の後ろ側も全部ようやく埋めまして。。。(両側の小さいレンガ作るの面倒臭かった)
上扉の周囲も積んでこんな感じになりました。
更にもうちょっと積んで上扉の枠と温度計を取り付け。 うむ。良い感じ。1月はこうして終わりました。
2013年2月 - 煙突作成
我が家が新白河原人の守村大先生のように人里離れたところにあればいいのですが、何しろ住宅地にあるため石窯を作る上で煙突は欠かせません。最低でも隣家の軒の高さは超える必要があります。更に我が家は3階建てであり、ホンマ製作所によると煙突火災の事を考えるとその3階の屋根よりも最低1000mmは高くしないといけないようです。というわけで、地上から10mの高さの煙突を立てることに決定。煙突は立てますが、それでもご近所の迷惑にはならないよう煙には細心の注意が必要なのは言うまでもありません。煙突を石窯に取り付けるソケット部分の為にレンガを繰り抜きます。
これすっげー大変だった。粉だらけになった。グラインダーの刃何枚無駄にしたか見て下さいと言いたい。穴開けして砕いてと色々工夫したんですが、もっと効率的なやり方あったんだろうなー。
というわけでそのソケット部に煙突を差し込んでみたのがこちら。φ106のハゼ折り煙突を採用。
そしていよいよ核心、3階まで一気に延びる縦部分。支え脚を外壁のガルバリウムを貫通させて取り付けました。これホントにめっちゃ大変でした。この時点で既に隣家の軒より高い。
後半は屋根の上から。予算が無いのでH笠ですがご容赦下さい。この時の達成感凄かったー。
というわけでどうでしょう。10mの煙突です。いやー壮観。
上扉はまだないんですが、我慢できずに火を入れてみました。煙良く出る。煙突長いからチムニー効果相当なもんだろうなあ。 2月はこんな感じでしたた。
2013年3月 - ついに完成
そして3月のある週末、上扉を取り付けたり細かい部分を作成し、ついに石窯が完成しました。下扉に把手と丸落しを取り付け。把手はL字型に曲げたステーにその辺の丸棒を取り付けて作成。
そして上扉も取り付け。上扉はモロに煙が流れてくるので気密を保つのが非常に難しい。でもまあ何とかこれで行けそう。
そして上扉に把手と丸落しを取り付けて、石窯完成です!
いやー10ヶ月もかかるとは思いませんでした。完成してからピザの生地も自分で捏ねるようになり、温度調整もだんだん上手になってきました。付随する色々な道具も作ったりしていますが、その辺りの事は別にまた書こうと思います。
おしまい。
2013/05/16
Make a Pizza Peel / ピザピール作成
石窯が完成してからピザ生地を自分で捏ねるようになったのですが、やはり例のピザを乗せる棒みたいなシャベルみたいなのがないと熱くて腕毛が焦げるしやってられない、って事で重い腰を上げて作成しました。「ピザのあの棒」じゃなくて、ピザピールと言います。みなさん覚えましょう。
どうやって作るかってのはネットで軽く検索しました。板金頑張らないとダメかなーと思ったんですが、どうも丸棒で挟むだけでもいいっぽい。んじゃ家に転がってる扉の鉄板の残りと丸棒で出来そうだなって事で作ってみました。ピザピール1号機。至って簡単。
はいどうだ。柄の長さはどの程度が適切かわからんので後ほど切るなら切ろう。
これだけのために1枚ピザ焼いてみました。うん、便利。便利。
…しかし、重い。重すぎるだろうこれ。
というわけでアルミ板で作り直し。

これこれ。980円もした高級素材。1.5mm厚のアルミ板。

パパっと下側を斜めにカットして、強度を持たすために(?)ちょっと折り曲げ てみました。そしたら後は丸棒に挟むだけ。

はいできましたピザピール2号機。これは軽いぞ~!!!一応下側は座繰り穴をあけてナットが下に出ないようにはしました。
ちなみにこれ、ネットで見たピザピールをほぼ丸パクりしたんですが、リンク貼ろうと今検索したのですが見つけられませんでした。俺のピザピールのパクリだ、と思ったあなた、コメント欄からご連絡下さい。
地味に便利ですわー。友人を呼んでピザを焼いた時にも大活躍。ただ、上手く操れなくてピザ1枚を燃焼室に落としちゃったのは内緒ですが。。。
2013/05/14
Brick Oven Completed #2 / 自作石窯完成しました(石窯作成記中編)
前回のエントリの続き。2012年9月から。
2012年9月 - 屋根葺き、アーチ着手
9月です。この月は屋根を完成させました。石窯本体は垂直の壁部分を作り終えアーチの作成に着手。アーチ作成には色々細かい技を使いました。ジョイフルホンダで注文してたガルバリウムの折板(セッパン)が入荷したので買いに行きました。普通の波板(所謂トタン)だとヒジョーに貧乏臭いので、折板にしました。折板だと垂木に直接取り付けられずにタイトフレームが必要で構造が複雑になるのですが、見た目で採用。できるっしょ。
これがタイトフレーム。下穴なしで金属に打ち込めるビス(名前忘れた)でガンガン留めていきます。角度すげー適当にやってしまいましたが、本来は屋根勾配に垂直にちゃんと置くべき。。。
折板を置いてみるとこんな感じ。
どうやってタイトフレームと折板を固定するかというと、上からぶっ叩いて穴開けてナットで固定します。そのためにタイトフレームは鋭利になってるんですね。踏んづけるって方法もあるみたいですが、ゴムハンマーで叩きました。叩く狙いが外れると折板へこみます。。。
1枚目取り付けるとこんな感じ。どんどん進めます。
全部で4枚取り付け完了!どうだ!
上から見るとこんな感じ。うん立派。立派ですよ。雨樋については特に考慮せず。必要そうだったらつけよう。
さて、屋根も終わったので石窯本体です。
12段目まで積むとそこから上はアーチです。まず平らなところに置いてアーチのシミュレーションなどを。面倒なのとコストがかさむので台形のレンガは使わず、普通のレンガをそのまま使うこととします。外周部の目地幅は30mmとなるのでセメントだけでは不安なんですが、そこには秘策があるのですよ。
さてそこでこんな物を作りました。角度決めて牛乳パックで。なんでしょう。
この中にアサヒキャスターを流し込みます。牛乳パックの小さな型枠ですね。
沢山出来ました。 なんだかもうお気づきでしょうか。
そうこうしてるうちに石窯本体は12段目まで完成。
アーチを乗せる木枠も作ります。落ちちゃうので。
ジグソーにコンパネで作ったコンパス状の治具を取り付けて半円を切ります。ジグソーだとどうしても刃がまっすぐ進みたがるので難しい。。。
なんとなく出来ました。4枚作るはずが3枚で妥協。2枚目は弧がガタガタ。

このように組み合わせます。
んでもって本体に乗せて2.5mmのベニヤをかぶせるとこんな感じ。ここにアーチを積んでいきます。
さてアーチですが、先に作っておいた三角のセメントをクサビに使うわけですね。このように隙間にクサビを入れた状態で角度を調整しつつ目地を入れてきます。結構面倒です。
9月はアーチここまで。形になってきたなってきた。
2012年10月 - アーチ完成
とにかく10月ってのはアーチに明け暮れた月でしたね。こんな感じにね。
アーチの上側にレンガを詰めて崩れないようにして積んでいきます。
途中で台風がありまして、濡れたベニヤから黄色い汁が出てきて汚れてしまいました。。。
そしていよいよ一番上の部分なのですが、微妙に大きさが合わなかったのでグラインダーで削って入れました。
さあどうだ!アーチ部積み終わり!
木枠を外す前に、上部に煙突用の穴を設けなくてはなりません。煙突のサイズに合わせたトイレットペーパーにガムテープを巻いてそこにセメントを入れます。
はっきり言って超微妙。でもまあ煙突と直接ジョイントするのはこの上に積むレンガだからまあいいか。
うーんいいね。なかなかいいアーチだわ。
後ろの壁を埋めるところで10月はおしまい。これもレンガのサイズ調整するのが面倒な作業なんだよな~。
2012年11月 - 扉作成開始、そして挫折
ついに扉の作成。鉄板の加工で手こずってねえ。。。。とりあえず後ろの壁もようやく埋め終わり。一番上のレンガには穴を穿ってあって、これは燻製するときなんかに肉を吊るすための棒を差し込む穴。
またもやジョイフルホンダで扉用の鉄板やらヒンジやらボルトナットやら色々仕入れます。鉄板をいろいろなサイズ置いてるホームセンターはジョイフル以外知らない。
鉄板の加工は結構手に余る作業なので、まずはヒンジに穴あけしてビス用の面取りとかで現実逃避。。。
更にアングルを切ったりして現実逃避。 扉の枠になります。
そしていよいよ扉用の鉄板のカット。。。ジグソーでまっすぐ簡単に切れるだろ、とやってみると。。。
こんなにぐにゃぐにゃになりました。ああ、なんだこれ死にたい。こういう加工関係でうまくできないこと滅多にないのでかなりの打撃。ダメージ。挫折。。。。
というわけで、11月はここで作業終わり。この後年末年始も挟むし、精神的にショックから立ち直れないし、もう鉄板見たくもないし、で再始動にかなり時間がかかります。が、完成させるので乞うご期待。
つづく。
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