〜前回のあらすじ〜
色々やったけど結局SDカードからまっさらのESXiをブートしただけです。
さて、ではまずNICを認識させましょう。万が一HDDが先に認識してもNICがダメならその努力意味ないです。それにNICさえ認識しちゃえばSDカードブートのままNFSをデータストアにして仮想マシン作ったりと色々できるからです。
どうもESXiはインテルのNICじゃないと公式にサポートしてないみたいです。Fionoが積んでるNICはlspciコマンドの出力によると、
Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168B PCI Express Gigabit Ethernet controller (rev 02)
ってなってます。これを認識させるべし。
ちょっとググってみるとすぐ情報が見つかりました。SDカードに入れてる起動イメージの中にoem.tgzってファイルがあるので、それをRealtek8168/8111用に作られたもの(http://www.vm-help.com/esx/esx3i/customize_oem_tgz.phpで見つかります)で上書きしてやればいいのです。.ddファイルを編集する方法もあるようですが、僕はSDカードに直接入れる方法を取りました。以下手順。
- 上記サイトから、oem.tgzを入手。
- SDカード中のHypervisor1パーティションにoem.tgzを上書き。
- SDカードからESXiを起動する。
すると、やはりIPアドレス0.0.0.0(static)で起動しますが今度はネットワーク設定画面の先に進めます。そこで手動でIPを設定すると、VICから接続ができるようになりました!
この状態だとまだデータストアが無いので仮想マシンが追加できません。NFSでデータストアを作成することもできますが、なんか仮想マシンをリモートに置くってちょっと気持ち悪い。どんだけトラフィック発生するの?とかも思います。なので、さらに内蔵HDDを認識させる必要があります。つづく。