ここで会う約束をしていた友達って言うのは、もともとFrinedsterで知り合ってその後MSNチャットなんかで仲良くなり、今はFacebookで主に連絡を取っている現地の友達です。まだ一度も会ったことが無く、結構不安。でもまあいいかと到着ロビーに出てみると、なんかやたらに目が会う人がいました。ああこれはきっとそうだな、と声をかけるとやっぱり本人でした。いやあ、会えるもんですね。いくらか忘れましたが少しだけ日本円をシンガポールドルに両替し、さっそく晩飯を食おうと移動開始。なんでも観光客は絶対行かない地元のフードコートに行くという事です。
まず空港からMRT最寄り駅までのシャトルに乗りました。シャトルを下りてMRTの駅まで歩く間に、トーストを売っているカフェっていうかファーストフードのお店がありました。シンガポールにはカヤ(Kaya、詳しくはこちらとか)っていうココナッツを使ったジャムのようなものがあり、このお店ではカヤトーストを売っています。以前日本にレトルトのカヤを送ってもらったことがあるのですが、何となくビビって食べなかったら賞味期限を大幅に過ぎてしまいなんだか酸っぱかったというエピソードが友達との間にあったので、どうしても食ってみろと言われてご馳走になりました。カヤトーストがどんな味かっていうと、まあトーストにココナッツの香りがするジャムが挟んであるって感じですね。おいしいですがビックリするほどおいしいかというと、そうでもないです。
早々にトーストを食べ、ペットボトルの飲み物を買ってMRTに乗りました目的地はBedokというところらしい。
MRT路線図
MRTは近代的な電車です。何か台湾にもMRTがあって香港にはMTRがあるのでいい加減ややこしいですが。S$1.5をデポジットして、Standard Ticketと言うのを購入。Suicaみたいなもんですね。電車代はうろ覚えですがS$5とかだったので、食事より高いなあという印象。
車内も日本の地下鉄みたいなもんですね。綺麗です。空港からはおそらく上りに該当するので空いていましたが、反対側は結構混雑していました。日本と変わりませんね。
MRTが走り出したあと、先ほど買ったペットボトルのジュースをおもむろに取り出してキャップを開けて口に持っていくと友達がダメダメっというゼスチャーをしているのに気づきました。周囲を見てみると、他の乗客も俺の方を見ています。そう、シンガポールでは電車内での飲食は禁止なんですね。なんでも係員だか係官に見つかると罰金も課せられるそうです。「あっ、ダメなの?ごめんごめん。」って感じでバックパックにしまうと、他の乗客もやれやれって感じで苦笑いしていました。
考えてみると、日本でも電車内での食事はやっぱりおかしいですよね。でもいつの間にか飲み物は許容されるようになってて、俺自身も飲んだりしてる。きっとペットボトルが普及したからなんだろうなあ、とも思いますが、麻痺してるだけでほんとはマナー良くないよなあとか色々考えてしまいました。そもそもどうしてこういう決まりや罰金があるのか、興味深いですね。日本では強制せずにモラルに託されてるとも言えますが、機能してるのか自分の行いを見て不安になりました。
目的地のBedokに到着しました。駅前にあるフードコートでようやく食事です。
ひとまわりしてみましたが、いわゆる中華料理、マレー料理、シーフードばかりの店、麺類、酒類、デザートなどなんでもあります。
友達曰く、「地元っ子はこういうところでよく晩飯を食う」と言うことです。確かに観光客はいないだろうな。しかしシンガポールの人たちは中国系の人が多いので、日本人の俺も何となく溶け込める気がしてやや安心です。
結局謎の焼きそばみたいな麺類を注文しました。
まあなんかそれなりにおいしかった。この他に友達がこれも食えこれも食えという感じで、色々買ってきてくれました。
なんか手羽先みたいなの。
焼き鳥っぽいやつ。焼き加減かなりウェルダン。手前の甘いようなソースをつける。
モチみたいなのに辛い肉味噌っぽいのが乗ってる不思議な食感の食い物とか。これは結構おもしろおいしかった。
あともう一品、謎の魚の練り物みたいなのを食わされましたがかなりピンボケつーかブレブレなので小さい写真で。
なんつう食い物か覚えてませんが、カレー風味のやわらかかまぼこみたいな感じ。微妙でした。
普通日本だとこういうところで食べるとセルフサービスでお膳を下げたりしますよね。でもここでは全部そのままにしておけば片付ける係の人がやってくれます。何となく日本人の俺らには違和感ありますが、大体東南アジアはそうですよね。ドア開けるだけの人がいたり、そういった雇用が必要なんだろうなあとか考えたりしました。
さて、満腹になったのでその日の宿があるChinatownを目指して再度移動開始です。ちなみに食事は全部友達に驕ってもらっちゃいました。というわけでそれぞれいくらか及び総額は不明!今度日本に来たらきっとこの借りは返す。ありがとうね。