2010/05/31

10フィートエクスペリエンスへの道


10フィートエクスペリエンスとは、HTPCなどを10フィート(約3m)離れた状態から利用することを指します。
10フィートエクスペリエンス
WindowsメディアセンターやXBMCはこの10フィートでの使用、つまりTVでの使用が前提で設計されているので、ボタンやフォントのサイズなどが最適化されています。

我が家のHTPCはXBMC専用機になっていて、Gnomeは起動せずに直接XBMCを立ち上げています。HTPCって事はPCなので、XBMC以外のアプリも使うことがもちろんできます。XBMCを使用しながら他のアプリを使用するには2パターンの方法があります。

  1. Gnome上でXBMCを起動し、ウィンドウを切り替えて別のアプリを起動する。
  2. XBMC上でLauncherというプラグインを使用し、別のアプリを起動する。
もちろん2の方法を使っています。ですが、ブラウザやSkypeを起動するとメニューなんかのフォントがめっちゃ小さい。見にくい。とても10フィートからは使えない。というわけで、フォントサイズを大きくする方法を調べたのでメモ(ちなみに1の方法だとGnomeのメニューから簡単にDPIが変更できるので大きくできますが、Gnome起動すると全体の起動時間が遅くなるので却下)。

方法は簡単で、/etc/X11/xorg.confのMonitorセクションに以下の1行を追加するだけでした。

Option "DPI" "160 x 160"

これでだいぶ大きくなります。ログオン画面とかも全部。10フィートエクスペリエンスってかんじ。Skypeなんかかなり使い易くなった。ですが、ブラウザの場合Webページのコンテンツはいろんな方法でフォントサイズを指定してますので、別途ズームとかしないと結局ダメなんですけどね。

参考にしたフォーラムポスト:

http://forum.xbmc.org/showpost.php?p=489752&postcount=607

ちなみに通常のPC使用は2フィートエクスペリエンス、だそうですよ。

2010/05/30

X31にXubuntu10.04を入れてみた


いつも家ではUbuntu8.04を入れたThinkPad X31を使っています。8.10、9.04とアップグレードして使ってたんですが、9.04だとさすがに重くて結局LTSの8.04に戻しましたって経緯があります。

実はX31は2台持っていて、もう1台は全然使っていませんでした。なんかもったいないからgOSでも入れてみようかなとか思ってたんですが、結局中身は8.04なので面白くない。ってことで、軽量だって噂のXubuntuの10.04を入れてみました。その時のメモ。

  1. まずインストール。普通にisoを落としてきてCDに焼いて行います。簡単。30分もかからない。
  2. 日本語化が完全じゃないので、ubuntu-desktop-jaパッケージを入れる。

    鍵を入れてレポジトリ追加してaptitudeするだけ。




    $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg  -O- | sudo apt-key add -
    $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
    $ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/lucid.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
    $ sudo aptitude update
    $ sudo aptitude upgrade
    $ sudo aptitude install ubuntu-desktop-jja

  3. TrackPadの中ボタンでのスクロールを有効にする。以下のファイルが無いので作って再起動。

    /usr/lib/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf

    内容は以下のもので。




    Section "InputClass"
        Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
        MatchProduct "TrackPoint"
        MatchDevicePath "/dev/input/event*"
        Driver "evdev"
        Option "EmulateWheel" "true"
        Option "EmulateWheelButton" "2"
        Option "Emulate3Buttons" "false"
        Option "XAxisMapping" "6 7"
        Option "YAxisMapping" "4 5"
    EndSection
これで何となく最初の準備は完了したので使い始めてます。こんなかんじ。パネルを上と右に置くのは俺の好みです。
確かに軽い。メモリ512MB積んでるX31でとりあえず問題なく動く。Athelosの無線LANドライバも何もしないで認識するし(これはXubuntu関係ないですね。9.04あたりからだっけ?)。

ただメニューのあたりが普通のUbuntuとずいぶん違うので困惑してる。ランチャをメニューの右クリックでパネルに追加できないので不便。あと見た目はクールなんだけどこのテーマはずいぶんと見づらい。

まあしばらく使ってみます。

参考にさせてもらったサイト:

ThinkPad X61 + Ubuntu 10.04 トラックポイントでスクロールできるようにする - ありの日記

2010/05/29

Farewell XBOX


27日の木曜日にXBMCのサイトでXbox用XBMCの今後の開発停止が正式にアナウンスされました(XBMCってのは僕が使い倒してるメディアセンターです)。これからも有志で開発は続くらしいですが、公式サイトからは姿を消すそうです。
Farewell XBOX
ハードウェアの性能的制約と法律上の制約を理由に上げています。法律上の話は今に始まったことじゃないので、やっぱり性能がそろそろ問題になってきたんだと思います。流石にXboxベースのXBMCだとHD動画は一切再生できませんし(DVDの480pが限界)、最近のリッチなスキンは満足に動きませんので。僕自身もそれが理由で去年XboxからIONベースのHTPCに移行しちゃいましたし。法律上の制約ってのはまあ色々アレなんですよ。そもそもXboxを改造してOSハックしてXBMC動かしてるので。Xbox用のバイナリもXBMCのサイトでは配布してなかったり、ややこしかったんでしょう。

十分に理解できる判断だし、今はWin/Mac/Linuxとマルチプラットフォームで動くXBMCなので特に問題は無いと思います。物理的な改造が必要だったりと敷居が高かったのも事実ですし。でもXboxの起動中にHDDのケーブルを外してOS乗っ取って、基盤にハンダ付けしてBIOS書き換えて、とか必死の思いをしてXboxでXBMCを動かした敬虔のある古いユーザにしてみると、やっぱり時代に別れを告げるような感傷的になっちゃうニュースでした。

さよなら、Xbox!

余談ですが、XboxベースのXBMCが唯一PCベースのXBMCに勝る点として、やっぱ元がゲーム機だってのがありました。5秒で起動するし、各種エミュレーターとの親和性なんて最高です。今もうちのリビングには使わなくなったXbox改がありますが、たまーに使ったりしてますし、当分置いておくつもりです。

ブログへの投稿をmixi日記へ投稿するスクリプト


mixi日記をやめてブログへのリンクを貼るようにできますが、それじゃあmixi日記がもったいないのでブログへの投稿を自動的にmixi日記に投稿できないかなと考えました。できればリンク貼るだけじゃなくて本文も少し貼って、つづきはこちらとリンクでブログに誘導するのが理想。が、色々ネット上を探してみてもすぐ使えそうなものは見つかりませんでした。メールで投稿するのはありましたが、なんか面白くない。じゃあ自分で作ってみようと考えて3日くらい、やっとできました。

仕組みとしては、このブログのRSSを定期的にチェックして新しい投稿があればそれをmixi日記に書き込むというシンプルなものです。僕はシェルスクリプトしかわからない(しかも全然詳しくない)ので、今回もシェルのコマンドのみで作りました(いくつか自宅サーバでTwitterのbotを動かしてますが、全部シェルスクリプトですw)。grepとかsedとかawkをパイプするしかできない僕ですが、なんとかなるもんですね。ちなみにUbuntu上で動かしてます。

RSSを取り込む部分ですが、最初はwgetでいいかと思ったのですがちょっと探したらコマンドラインのRSSリーダーが見つかったのでそれを使いました。rsstailです。aptで簡単に導入できます。

mixiに書き込む部分ですが、APIがないようなのでこっちもwgetで書こうと思ったのですが、フリーのパフォーマンス測定ツールとして有名なJmeterがコマンドラインから使えるのでこちらを使いました。wgetだとcookieの取扱いとか面倒なので。Jmeterはjavaが入ってればzip落として来て解凍すればすぐ動きます。10.04ならaptでもOK。

まずJmeterのProxy機能を使って実際のmixi日記への書き込みをキャプチャします。それを利用してテストシナリオを作り、*.jmxファイルを保存します。コマンドラインから-n -t <シナリオ>.jmxでそれを呼び出して使います。コマンドラインからmixi日記の書き込みができるようになれば、もう半分完成です。ちなみにJmeterは仕事のパフォーマンステストで半年位毎日使ってたので、シナリオ作成はお手の物です。HTTP Cookieマネージャを使いましょう。

次にrsstailでRSSを確認し、mixi日記に投稿する内容を作ります。僕は rsstail -1 -d -p -l -b 600 -n 10 -H -u $rss_url、って感じで投稿時間、本文600バイト、最新10の投稿を取得しています。取得したら各投稿の投稿時間をmd5でハッシュ化し保存しておきます。次回以降はそのハッシュリストと比較し、新しい投稿だけを処理するようにしました。この辺の作りはTwitterの@otchyに教わったperlスクリプトの動きを何となく真似しました。でも僕perlわからないから。。。投稿時間だけをハッシュに使ったのは、ちょくちょく本文とかタイトル修正する癖があるからです。ここは適宜。

で、あとはrsstailでmixi日記のタイトルと本文を変数にしてJmeterに渡せばOKです。Jmeterへコマンドラインから変数の渡し方がわからなかったのですが、これまたTwitterで@sunflower09さんから引数での渡し方を教えてもらい解決しました。jmeter.sh -n -s <シナリオ>.jmx -JParam1=xxx -JParam2=yyyとすればOKです。そしてJmeterのシナリオの中にはJParam1に対応する変数として${__P(Param1,1)}を、JParam2に対応する変数として${__P(Param2,1)}を書いておけばバッチリです。

というわけで、何となく全体像が完成。実際にRSS→Jmeterのあたりはすぐ動きましたが、その後か文字コードのあたりで相当ハマってmixi日記が文字化けしまくり。スクリプトの中にexport LANG=〜とか書いて解決しました。文字コードとかよく理解してません。。。

さて、実際のスクリプトをここに貼るのが親切なんでしょうが、恥ずかしくてとてもお見せできません。。。25行位のスクリプトなんですが、とても衆目にさらす勇気がありません。万が一興味のある人はTwitterででも声かけてください。もしくはメールとか。Jmeterのシナリオもあります。

とりあえず今の時点で修正したいのは、

  • 本文の最後に"?"が入ってしまうところ。
  • 短縮URLでリンクを貼りたい。
あたりでしょうか。1点目はrsstailでバイト単位でぶった切るので2バイトの文字がおかしくなるせいなんだと思いますが、末尾をsedで切ったりしてみたけどうまく行きませんでした。取り合えず放置。

cronでこのスクリプトを回しているんですが、見事この投稿がmixi日記に反映したらお慰みです。

@otchyからもperl覚えれば?と言われているんですが、やれやれ今回もシェルスクリプトでなんとかなってしまったので、また先の話になるのかな。。。w

2010/05/28

ESXiと俺物語(2)


このエントリの続きです。

〜前回のあらすじ〜
色々やったけど結局SDカードからまっさらのESXiをブートしただけです。

さて、ではまずNICを認識させましょう。万が一HDDが先に認識してもNICがダメならその努力意味ないです。それにNICさえ認識しちゃえばSDカードブートのままNFSをデータストアにして仮想マシン作ったりと色々できるからです。

どうもESXiはインテルのNICじゃないと公式にサポートしてないみたいです。Fionoが積んでるNICはlspciコマンドの出力によると、

Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168B PCI Express Gigabit Ethernet controller (rev 02)

ってなってます。これを認識させるべし。

ちょっとググってみるとすぐ情報が見つかりました。SDカードに入れてる起動イメージの中にoem.tgzってファイルがあるので、それをRealtek8168/8111用に作られたもの(http://www.vm-help.com/esx/esx3i/customize_oem_tgz.phpで見つかります)で上書きしてやればいいのです。.ddファイルを編集する方法もあるようですが、僕はSDカードに直接入れる方法を取りました。以下手順。

  1. 上記サイトから、oem.tgzを入手。
  2. SDカード中のHypervisor1パーティションにoem.tgzを上書き。
  3. SDカードからESXiを起動する。
これだけです。簡単。

すると、やはりIPアドレス0.0.0.0(static)で起動しますが今度はネットワーク設定画面の先に進めます。そこで手動でIPを設定すると、VICから接続ができるようになりました!

この状態だとまだデータストアが無いので仮想マシンが追加できません。NFSでデータストアを作成することもできますが、なんか仮想マシンをリモートに置くってちょっと気持ち悪い。どんだけトラフィック発生するの?とかも思います。なので、さらに内蔵HDDを認識させる必要があります。つづく。

2010/05/26

ScanSnap Managerの設定移行方法


ScanSnapを接続しているPCを変更したのでメモ。

以下手順。

  1. ScanSnap Managerを終了させる。
  2. 新しいPCの以下のディレクトリを、.bakなどにリネームする(念為)。

    C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\PFU\ScanSnap

  3. 古いPCから上記のディレクトリを丸ごとコピーし、同じ場所に置く。
  4. ScanSnap Managerを起動する。
これが公式のやり方かどうかはわかりませんが、ちゃんと移行できて動いているので良しとします。おしまい。

ZAGGsqarqが届いた


このエントリで買ったZAGGsparqが帰宅したら届いてました。
こんなZAGGの箱です。

日本時間の18日の夜に注文して19日には発送連絡あり、25日届いてるんだからたいしたもんだ。さっそく開けてみます。

ZAGGsqarq4つにInvisibleSHIELD2つを今回購入。
こんな箱に入ってます。ちゃんと2.0って書いてありますね。さっそく開けてみます。

とりあえずエネループのモバイルブースターと大きさを比較してみます。
一回り以上大きいです。
かなり大きいです。

とりあえず最初に9時間だか充電しないとダメということでまだ使ってはいません。見た目だけの第一印象としては、

  • 思ったよりでかい。
  • ポケットに入れて持ち運ぶのは辛い。
  • あれ、失敗だったんじゃねえの?モバイルブースターの方が良さげ?
  • でかい。
  • とりあえず明日から使ってみるべ。
  • かなりでかい。
という感じ。しばらく使ってみて再度モバイルブースターと比較してみようと思います。

チタニウムレインフォースとギボシ端子(メス)


僕はサラリーマンなので、嗜みとしていつもカバンの中に折りたたみ傘を入れています(サラリーマンは関係ないかもしれませんが)。雨がいつ降ってもへっちゃらです。

Totesのチタニウムレインフォースを愛用してます。はっきり言って最強の折りたたみ傘ですこれ。何しろボタンワンプッシュで開くのは当たり前として、ワンプッシュで閉じますからね。駅の改札の前やホームで一生懸命畳んでる人がいますが、そんな苦労は他人事です。さらにベルクロのついた幅広ベルトでくるっと巻くだけで収納完了という親切設計。サイズも折り畳みにしてはでかいし、何しろ軽い。素晴らしい傘ですよ、ホントにオススメ。もうこれ以外の傘は考えられない。ちなみにホントにどうでもいいんですが、俺のはBASECONTROLの別注品です。

で、そんな最強の傘なんですがハードに使いすぎて骨が折れちゃいました。2回目。凄く軽量に作ってあるので、一部金属じゃなくてFRPみたいな部分があってそこが折れました。つっても、広げて干そうとしたときに先端を下に向けて置いちゃったからなんですけど。普通の使用じゃそうそう折れません。
こんな感じでポッキリ。開くと情けない感じです。

さて、もったいないし修理して使います。普通の傘なら100円ショップにも売ってるような補修キットを使いますが、この傘だと骨が普通の形をしてないので、ご家庭にあるあるものを使って直します。単にあり物で直しただけとも言えますが。

それは、こいつです。
お馴染みのギボシ端子、メスです。これで折れた場所を継ぎます。われながら天才的アイデアですわ。

折れた骨にこんな風に通して、

こうやって、
んでもって電工ペンチでギュッとします。

何故か端子カバーまでつけてますが、尖った部分から傘の張り地を守ってるつもりです。前回は熱収縮チューブを使いました。

はい、これで完成。できました!
いい感じです。まだまだ使い倒します。ギボシ端子って便利ですね!ちなみにギボシってのは端の欄干なんかについてる擬宝珠のことですよ。さあみんなも手元の壊れたチタニウムレインフォースを直してみよう。簡単だね。

2010/05/25

ZAGGsparqを50%OFFで購入


こんなiPhone用外部バッテリーがあります。

ZAGGsparqって商品で、InvisibleSHILEDっていうiPhone用の超薄くて丈夫なスキンを出してるZAGGの商品です。このスキンも単車でコケて破けるまで使ってましたがすげえオススメです。

半年とかそのくらい前にこのバッテリーが発売されて、この動画を観てすぐ欲しくなりました。

この、そのままコンセントに挿せるところがいい!しかもiPhone4回満充電!

エネループのモバイルブースターを使ってて、サイズや容量など概ね満足してるのですが、充電するのにACアダプタな点だけが不満なんです。旅行とかならアダプタ一つ増えてもそれほど邪魔じゃないですが、日常使いだとアダプタ邪魔なんですよね。持ち歩きたくない。USBからの充電もできますが、それだとPCが無いとダメ。こんなやつと併用すればいいのですが結局荷物が増えちゃいます。なので、直接コンセントに挿せるってのは結構重要でした。

じゃあなんでZAGGsparq買わなかったの?って話になりますが、$99.99に日本間での送料$14.70なので流石に高くて手が出ません。バッテリーに1万円は辛いです。ですが、今ZAGGでやってるiPadプレゼント企画に応募したら全商品50%OFFになるクーポンコードが当たりました。こいつはスゲエ、と小躍りして買うことに決定。

ほらほら、半額。
この画像には送料が書いてありませんが、1つで$14.70。送料は半額になりませんので、$50と$14.70で大体6,000円強。エネループが4,000円〜5,000円なのでまあ許せる範囲ですね。

送料が安くなるかなと思ってTwitterで共同購入を募って見たところ、他に3人集まりました。さて、1人いくらになるかな?と計算してみたら送料は何かほぼ純増するんですよね。インチキくせえ。4つ買っても送料$48くらいするので1人$12。6,000円強だったのが6,000円弱になるって感じで、3人に発送する手間の割には全然得しませんでした!アホか!しかし気を取り直して、他に同じ商品持ってる人いたら楽しいから良しとしました。いいよね、みんな、半額だし!

ちなみにZAGGはiPhoneが4回満充電できると謳っています。使ってる人のレポートを読む限りでは3.5回が現実のようです。

5/18に注文して5/19に発送済みと連絡がありました。InvisibleSHIELDは1週間かからずに届いたので今回もそのくらいで届けてほしいなあ。そろそろ届くはず!

2010/05/23

VMware ESXiと俺物語(1)


こんなベアボーンを買いました。
2Gのメモリと合わせて23,000円くらい。atom330搭載で弁当箱サイズのナイスなやつです。Fionoとかって言います(スペックはこちら)。実はこれ買うの2台目でして、1代目はXBMCっていう最強メディアセンターを導入してTVの横でHTPC(ホームシアターPC)として大活躍してます。HDMIもついてます(XBMCとこのHTPCについては別に記事を書きたいと思ってます)。

さて、今回これを買った目的は、第一にVM ware ESXiを導入してゲストOSにWindowsXPを入れてなんちゃってシンクライアント環境を作る事です。今1台メインのPCを起動しっぱなしにしててリモートでログインしてるので、それを廃止したい。そして第二に玄箱で動いてる何やかやももうひとつゲストOSとしてUbuntuを入れてそこに引越しさせるって事です。atomの330なら余裕で動くかと。

この用途だとHDMIがもったいないなあ、とも思いましたが値段のバランスが一番良いのがこのベアボーンなので泣く泣く無駄にします。あと、WOLが動かないんですがサーバにするので起動しっぱなしなのでいいかなあと(HTPCにしてる方はWOLが無いのが弱点)。

2Gのメモリとその辺に転がってた80Gの2.5インチのSATA HDDを組み込んで、早速ESXiの導入です。まず最新のESXi4.0をVMwareのサイトからイメージをダウンロードしてCDに焼いてインストール実施。

はい、動きません。

メッセージを見るに、どうもメモリの最低要件が2Gだった様子。はい、ハードウェア要件も調べずにESXi入れる気満々で機器揃えました。アホです。

とりあえず、搭載した2Gのうち256Mがビデオメモリとして使われてる。サーバなんだし全然そんなにいらねえな、って事でそれをDisabledに。って、そんなことしたら次の起動で何も表示されなくなるだろ!って既にやっちまったし。。。

<…ここで画面の出ない状態でBIOS戻すのに約30分格闘。結局あきらめてCMOS消しました…>

というわけで、ビデオメモリ32MBにして再度挑戦。なんだか今度はさっきより進みました。ワクワク。

はい、動きません。

なんか謎のエラーが出てます。

ディスクが認識できないとか、CPUがなんだとかそんな事書いてある気がしましたが、ググっても全然情報が出てこないので挫折。検索してるとどうもESXi3.5の方が情報が抱負なんで、そっちに変更。新しいより枯れてる方が良いに決まってますね。

というわけでVMwareのサイトで再度ESXi3.5のイメージをダウンロード。 なんか4.0とは別にまたメールアドレスとか色々聞かれて煩わしいです。再度これをCD(CD-RWです。RWにしといてよかった、ってしみじみ思うほど何度もCD焼く事になるとは…)に焼いてインストール実施。

はい、動きません。

なんか"Unable to find a supported device to write the VMware ESX Server 3i 3.5.0 image to."とかとか言われます。

つまりHDDが認識されてないからですね。またここで色々ググってみると、SATAのHDDが認識されないのは常識みたいです。セオリーとしてはUSBメモリブートでドライバ周りいじって認識させるらしい。けど俺500MBくらいのUSBメモリしか持ってないし。じゃあって事で、このベアボーンにはSDカードスロットがついてるのでSDカードブートでやってみることにしました。SDカードからESXiを起動させさえすれば、SSH動かして色々いじれるみたい。

起動用SDカードの作り方は以下の通り。Ubuntu機から実施(Windowsの場合は適宜読み替えて下さい)。

  1. ESXi3.5のisoからinstall.tgzを取り出す。書庫マネージャで開けばOK。
  2. install.tgzの/usr/lib/vmware/installer/からVMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_5-207095.i386.dd.bz2を取り出す。
  3. 上記bz2を解凍し、VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_5-207095.i386.ddを取り出す。
  4. ddコマンドを使用し、上記ディスクイメージをSDカードに書き込む。
    i.e. $ sudo dd if=VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_5-207095.i386.dd of=/dev/sdx
これで出来上がり。

ちなみにSDカードからの起動(or USBメモリ)ってことはもう内臓HDDにESXiのインストールを諦めたって事です。取り合えず起動させといてから内臓HDDを認識させて、データ格納先にだけでも使おうという言ってみれば妥協的な選択です。結構不本意。

気を取り直してSDカードから起動してみたところ、ESXiが動きました。

うおおお、恋い焦がれた黄色い画面!やったぜ、かなりの進歩。

しかし、起動後表示されるIPアドレスが0.0.0.0で、設定変更もできません。つまりまだなんにも認識してない状態だって事ですね。NICもHDDもダメ。実はなんの進歩もしてなくて、SDカードにイメージ書き込んだだけwwww

先は長い。NICを認識させる手順に続きます。

Ubuntu Server 10.4へのVMware Server 2.0.2のインストール


単にインストーラを走らせただけではダメだったので、自分用メモです。

  1. gccのインストール
  2. VMware Serverインストーラーのダウンロード
    VMware-server-2.0.2-203138.x86_64.tar.gz
    をVMのサイトからDLする。64bit版。
  3. パッチ適用スクリプトのダウンロード
    スクリプトをここからDLする。んで、任意の場所に解凍する。
  4. スクリプトの実行
    $ sudo ./vmware-server-2.0.x-kernel-2.6.3x-install.sh <DLしたvmwareインストーラのpath>
簡単に説明すると、

  • パッチを使わないとvmware-config.pl実施中のvmmonのビルドが"_MSC_VER" is not definedってwarningで失敗する。
  • パッチはカーネル2.6.31にも2.6.32にも対応(10/5/23現在2.6.32-22で実施して成功)。
  • スクリプトを実行するとインストールスクリプトまで一緒に走らせてくれる。
と言う感じ。詳しくはググってください。とりあえずこれで動いた。つい半年前に9.04に入れたときはどこも引っかからなかったんで油断してました。

2010/05/17

マレー半島縦断の旅 1日目 その2(シンガポール)


シンガポールに到着しました。荷物は機内に持ち込んだバックパックだけなのですぐに到着ロビーに向かいます。

ここで会う約束をしていた友達って言うのは、もともとFrinedsterで知り合ってその後MSNチャットなんかで仲良くなり、今はFacebookで主に連絡を取っている現地の友達です。まだ一度も会ったことが無く、結構不安。でもまあいいかと到着ロビーに出てみると、なんかやたらに目が会う人がいました。ああこれはきっとそうだな、と声をかけるとやっぱり本人でした。いやあ、会えるもんですね。いくらか忘れましたが少しだけ日本円をシンガポールドルに両替し、さっそく晩飯を食おうと移動開始。なんでも観光客は絶対行かない地元のフードコートに行くという事です。

まず空港からMRT最寄り駅までのシャトルに乗りました。シャトルを下りてMRTの駅まで歩く間に、トーストを売っているカフェっていうかファーストフードのお店がありました。シンガポールにはカヤ(Kaya、詳しくはこちらとか)っていうココナッツを使ったジャムのようなものがあり、このお店ではカヤトーストを売っています。以前日本にレトルトのカヤを送ってもらったことがあるのですが、何となくビビって食べなかったら賞味期限を大幅に過ぎてしまいなんだか酸っぱかったというエピソードが友達との間にあったので、どうしても食ってみろと言われてご馳走になりました。カヤトーストがどんな味かっていうと、まあトーストにココナッツの香りがするジャムが挟んであるって感じですね。おいしいですがビックリするほどおいしいかというと、そうでもないです。

早々にトーストを食べ、ペットボトルの飲み物を買ってMRTに乗りました目的地はBedokというところらしい。

MRT路線図

MRTは近代的な電車です。何か台湾にもMRTがあって香港にはMTRがあるのでいい加減ややこしいですが。S$1.5をデポジットして、Standard Ticketと言うのを購入。Suicaみたいなもんですね。電車代はうろ覚えですがS$5とかだったので、食事より高いなあという印象。
車内も日本の地下鉄みたいなもんですね。綺麗です。空港からはおそらく上りに該当するので空いていましたが、反対側は結構混雑していました。日本と変わりませんね。

MRTが走り出したあと、先ほど買ったペットボトルのジュースをおもむろに取り出してキャップを開けて口に持っていくと友達がダメダメっというゼスチャーをしているのに気づきました。周囲を見てみると、他の乗客も俺の方を見ています。そう、シンガポールでは電車内での飲食は禁止なんですね。なんでも係員だか係官に見つかると罰金も課せられるそうです。「あっ、ダメなの?ごめんごめん。」って感じでバックパックにしまうと、他の乗客もやれやれって感じで苦笑いしていました。

考えてみると、日本でも電車内での食事はやっぱりおかしいですよね。でもいつの間にか飲み物は許容されるようになってて、俺自身も飲んだりしてる。きっとペットボトルが普及したからなんだろうなあ、とも思いますが、麻痺してるだけでほんとはマナー良くないよなあとか色々考えてしまいました。そもそもどうしてこういう決まりや罰金があるのか、興味深いですね。日本では強制せずにモラルに託されてるとも言えますが、機能してるのか自分の行いを見て不安になりました。

目的地のBedokに到着しました。駅前にあるフードコートでようやく食事です。
ひとまわりしてみましたが、いわゆる中華料理、マレー料理、シーフードばかりの店、麺類、酒類、デザートなどなんでもあります。


友達曰く、「地元っ子はこういうところでよく晩飯を食う」と言うことです。確かに観光客はいないだろうな。しかしシンガポールの人たちは中国系の人が多いので、日本人の俺も何となく溶け込める気がしてやや安心です。

結局謎の焼きそばみたいな麺類を注文しました。
まあなんかそれなりにおいしかった。この他に友達がこれも食えこれも食えという感じで、色々買ってきてくれました。


なんか手羽先みたいなの。
焼き鳥っぽいやつ。焼き加減かなりウェルダン。手前の甘いようなソースをつける。
モチみたいなのに辛い肉味噌っぽいのが乗ってる不思議な食感の食い物とか。これは結構おもしろおいしかった。

あともう一品、謎の魚の練り物みたいなのを食わされましたがかなりピンボケつーかブレブレなので小さい写真で。
なんつう食い物か覚えてませんが、カレー風味のやわらかかまぼこみたいな感じ。微妙でした。

普通日本だとこういうところで食べるとセルフサービスでお膳を下げたりしますよね。でもここでは全部そのままにしておけば片付ける係の人がやってくれます。何となく日本人の俺らには違和感ありますが、大体東南アジアはそうですよね。ドア開けるだけの人がいたり、そういった雇用が必要なんだろうなあとか考えたりしました。

さて、満腹になったのでその日の宿があるChinatownを目指して再度移動開始です。ちなみに食事は全部友達に驕ってもらっちゃいました。というわけでそれぞれいくらか及び総額は不明!今度日本に来たらきっとこの借りは返す。ありがとうね。

マレー半島縦断の旅 1日目 その1(成田~ホーチミンシティ~シンガポール)


航空券の手配のくだりや荷造りなんかについて書こうと思いましたが、退屈でなかなか書く気になれなかったのでもう旅の1日目について書いてしまいます。

***

2010年4月7日。マレー半島縦断の旅、1日目です。

飛行機については後で書くので簡単に。格安航空券でベトナム経由シンガポール着が往路になります。10時30分成田発の飛行機なので、9時頃には成田に着いていようと6時頃には家を出ました。今回はクソ貧乏旅行なので、定期プラス京成の普通列車で成田まで向かいました。旅先は暑いはずだし、荷物(持ち物についても後で書こう)をなるべく減らすために短パンにサンダルで早朝の列車に乗りましたが、当日の東京は寒かったです。神田と日暮里で乗り換えて成田へ。

9時ちょっと前に成田着。早速ベトナム航空のカウンターでチェックインを済ませました。往路は2便とも出口席を確保。足元広くて好きなのです。チェックイン後まだ少し時間があるので、なんちゃらカードのラウンジへ行ってジュースを飲みがてらiPhoneを充電(余談ですが成田のカードラウンジは相当のガッカリスポットだと思います)。30分くらい時間を潰して搭乗口へ。

ところで何で搭乗の時みんなスゲえ並ぶんですかね?ゆっくり座ってて列が少なくなってから乗ればいいのになあとつくづく思います。そんなわけで9時50分頃ホーチミンシティ行きのベトナム航空VN951に搭乗。一週間のお別れです、日本!

だいたい6時間くらいのフライト。飛行機の中ではおつまみ、飲み物、機内食。17歳の肖像って映画を観ました。ベトナム航空について俺が言えることがあるとすると、機体の色が濃い緑でスゲエカッコいいのと、CAの制服がアオザイをアレンジしたデザインで体の線が出て凄く素晴らしいと言うことの二点でしょうか。

さて、ベトナムはホーチミンシティに到着。近代的な空港です。早速乗り換えの手続きを済ませます。
時差は東京からマイナス2時間。外気温35度。2時間ほど時間があったので、無料のWi-Fiを探したら3階にありました。illyなんかのあるフロアです。TwitterとかBrightKiteとかFoursquareで遊んでるとすぐに2時間経過。このときiPhoneのSIMカードを抜いていた(余分な課金が怖くて)のですが、その状態だと全然GPSが動かない事に気づいて結局挿入。後で調べたところiPhoneのGPSはA-GPSといって3GやWi-Fiのネットワークを使って衛星の場所を確認したりと精度を上げているらしいです。Wi-Fiが使える状態だったので、SIMカード抜いているとGPSが動かない理由にはならない筈なのですが。。。とりあえず旅の間挿しっぱなしにしました。課金怖いけど。。。

ちなみにホーチミン空港とか適当に言ってましたが、本当はTan Son Nhat国際空港と言います。全然どうでもいいんですが、トイレに行った際に間違えて女子トイレに入ってしまいました。危うくベトナムで逮捕されるところだった。。。いや、女子トイレのサインって赤いってイメージが有るじゃないですか。んで男子は青。手前の青に入ったら女子トイレだったんです。「へえ、ベトナムのトイレって小便器無いんだ?異文化異文化。」とか最初思ってしまった俺バカすぎる。。。

さて、再度ベトナム航空のVN743に搭乗。搭乗口まではタダで使えるWi-Fiは届きませんでした。カッコいいですよね、この機体。
シンガポールまで2時間程度のフライトです。

機内でシンガポールの入国カードに記入を行いましたが、次の目的地として書くクアラルンプールのスペルがわからず難儀しました。ちなみにKuala Lumpurです。

そして漸く旅の最初の目的地、シンガポールに到着!
入国審査を済ませるともう20時過ぎです。現地の友達が空港に迎えに来てくれるという話になっていたのですが、電話番号メモってくるの忘れるわ、どうやって会うかも決めていませんでした。まあとりあえずゲートまで行ってみる事にします。

***

どうしても長くなってしまうみたいです。。。1日目の話はまだ続きます。


2010/05/07

計画開始


2010年3月末。プロジェクトが急に暇になった事もあり、4月に2週間休みを取ることにしました。さて、どう過ごすか?どうせならどこかへ旅行に行きたい。だけど突然の事で資金が全然無い。そうなるとやっぱり東南アジアだよなあ、ということから計画がスタート。

東南アジアと言うと、以前同僚だった友達が住んでるフィリピンがまず思い浮かびます。今までも何度か行っていて、最初はフィリピンに行く気でした。けど何度も行ってるので何かつまんねーな、とか思ってて、ずっと前に計画したシンガポール・マレーシア・インドネシア周遊の旅なんてどうだろう、と考え出しました。チケットもあっちの物価も安そうだしね。

で、色々調べているうちにシンガポールからタイまでマレー鉄道で約1900km位の道のりを北上出来ることを知りました。ちょっと記憶が定かじゃないんですが、多分このサイト(アジアに誘われて)を見たんだと思う。このサイトはすげえ参考になった。なるほど、シンガポールから列車に乗ると割高なんだな、とか、俺はバターワースからペナン島に寄り道してみようかなあ、などなど。

というわけで、計画開始。3泊4日あればギリギリバンコクまで行けそうなんだけど、6泊7日くらいで計画しようかなあ。まずは航空券を手配しないと。

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