2013/01/25

Make My Climbing Holds #2 / クライミングホールド自作(シリコン型編)



前回の続きです。
さて今回はフォームで作ったホールドの原型をシリコンで型取りしてみようと思います。シリコンなんて触ったこともないのでネットで適当に安いのを選んで買ってやってみました。そしたら思わぬ落とし穴があったのですが、それは後述します。

まずは前回作った原型に、ボルト用の穴を開けます。適当なドリルビットを用意してまずは下穴を開け、そこに実物のM10キャップボルトをぶっさして穴を広げました。 


上部にはボルトの頭が入るスペースも用意します。これもキャップボルトそのものでグリグリやりました。だいたいこんな感じで出来るんじゃないかな。


そしたら次にシリコンを流し込むために、ホールドの周りに壁を作ります。まずグルーガン/ホットボンドを使用して、適当な板(プラベニヤを使用)に原型そのものを貼り付けます。これは結構ちゃんと貼りつけたほうがいいです。そしたら次に以下のように周囲を覆っていきます。この壁の高さはホールド原型の一番高いところより5mm以上は高くしたほうが良いようです。同様に周囲の壁も原型から5mm以上は離したほうが良いようです。が、離し過ぎるとシリコンが無駄になるのでここは真剣にやりましょう。壁をグルーガンで底板にしっかり貼り付けます。これを怠るとシリコンが漏れますのでここも大切です。


さて、今回はモデラーズストアというお店で買ったこのシリコンを使います。何しろ安かったので。1kgで1,900円くらい+送料。小さいほうがカタリスト(硬化剤/触媒)です。


 開けてみるとこんな感じ。


どんだけの分量が必要かわかりませんので、 とりあえず250gほど使ってみます。適当なプラカップがあったのでそれを使いました。


これに5%分の硬化剤を混ぜます。だいたいこんなもんだろ。


気泡があまりできないようにゆっくり混ぜましょう。一応作業時間は40分という事になっておりますが、早くしたほうがいいに決まってるんでしょうね。

 

 先ほど作った原型の型枠の中にシリコンを注ぎます。
 

ボルトの穴から気泡がポコポコ出てきます。


んでこんな感じ。



今回2つ作りました。これ2つでシリコン700gくらい使っています。ひえー、型ひとつあたり750円くらい!高い!たくさんホールド作らないともったいないなこりゃ。というかなるべく節約するように型枠作る必要があるな。


んで朝まで待ったらこんな感じで固まりました。


早速原型を取り出してシリコン型とご対面です。原型はもうぶっ壊して取るしか無いのが若干もったいない。


綺麗に全部取れると思っていたんですが、ここで想定外の事態が。どうもシリコンがフォームに浸透してしまっていて、数ミリのシリコンとフォームの融合した層ができてしまっている。。。


シリコンについては素人なので推測ですが、おそらく以下の2つの理由からこうなってしまったのだと思います。
  1. ウェットタイプのフォーム(生花用)を使用した
  2. 粘度の低い(9000)シリコンを使用した
あとから調べてみると、参考にしていたサイトで使用してるシリコンの粘度は16000と今回使ったものよりはもっとドロドロしているようです。シリコン使い比べた事が無いのでわからんのですが、海外サイトでフォームがこうなった事例が全然見つからなかったので粘度の違いが原因じゃないのかなあと。次回は粘度の高いシリコンを使って試してみようと思いますが、2kg同じシリコンを買ってしまっているので、残りは粘土で原型を作ってそれの型取りに使用するしかないかな。

まあとにかく言えることは、最初は小さいホールドで試せって事です。シリコンもったいない。

ともあれ、1時間半くらい爪でシコシコこすってやっと以下の程度まで綺麗になりました。もうギブアップ。一応フォームの層とシリコンの層ははっきりと境目がありなんとか原型のシェイプは保持できているようです。なんだか薄汚いですが、とりあえずフォームのテクスチャはシリコンに残ってもいるようです。


しっかしシリコン型についてはかなり研究の余地があるなー。粘度なんてスペック全く気にしてなかったよ。とりあえずこのタイプのシリコンは使い切ったらもうやめておこう。造花用のドライタイプのフォームだとどうなんだろう?とも思うけども、また浸透しちゃったら剥がすの死ぬほど面倒なので試さないでおきます。。。

そもそもホールド買う金が無いので自作してるはずなんですが、コスト相当かかってるなー。原型用のフォームからシリコンからポリウレタン樹脂からアクリル絵の具まで買って1万円弱使っちゃってますからね。。。これで30個以上はホールド作らないと全然自作のコスト面でのメリット無いんですよね。うーむ。まあ自分で作ったホールドが完成したら相当楽しくはなるとは思うのですが。

次回はこれを使って樹脂を流しこんでホールドを作ってみようと思います。

2013/01/23

Brick Oven D.I.Y. Coming Soon / 石窯近日完成予定



ちょっと挫折そうになって2ヶ月くらい放置しちゃいましたが、最近またコツコツ進めてます。 あとは上段の調理室に扉つけて、壁埋めて、ドアに把手とかつけて、煙突つけたら完成。何が面倒だって冬はセメントが全然乾かないところかな。。。あと煙突を8mある屋根の上まで伸ばすのがやたら大変そう。。。

2013/01/19

Climbing Mat / クライミングマット



プライベートウォール用に注文していたクライミングマットが届きました。今までキャンプ用のエアマットを敷いてやっていたのでいつ壊れるか心配でしたが、300mm厚のこれならかなりの安心感。あとはホールドさえ揃えばもう完璧。

今回マットはこちらにお願いしました。ウレタンを取り扱ってる業者さんで、カバーを作成してくれる業者も紹介してもらいました。

ウレタン加工・スポンジ販売 クッション材・吸音材・防音材|ストライダー社

カバーですがターポリンっていう店舗のテントやら横断幕に使われる素材を使うんですが、これはD.I.Y.は諦めました。普通のミシンで縫える自信が無かったです。というかミシン使い方わかんねーし。素材だけなら1万円以下で出来そうなのでかなり悩みましたが、結局オーダーして作ってもらうことにしました。

荷物はこんな感じで届きました。 でかい。


早速開けてみます。折りたたみできる構造にしたので、1000x1000x300のウレタンが2枚。こういう色とは思わなかった。


そんでもってカバー。黒にしました。


ではカバーをかぶせてみます。


折りたたみ部とジッパーはこんな感じ。しっかりしてます。


両サイドにつけてもらった取っ手の部分。


よいしょよいしょとカバーに入れていきます。


ピッタリのサイズ。


あとジッパーを閉めれば完成。


おお、かっちょいい。


早速使ってみましたが、流石に300mm厚もあると安心感が違います。これで安全に遊べるようになりました。

ちなみにこれ、凄くお金がかかりました。ウレタンとカバー合わせて4万円くらい。ウォール本体と変わらない。それでもネット中と他のツテも全て使った中での最安値。でも背負えるタイプのクラッシュパッドが100mm厚とか150mm厚でサイズは小さくて同じくらいの価格することを考えると、まあ妥当かなとも思います。しかしすげー贅沢だなって感じは否めません。

ちなみにちょっとだけ使ってみたのですが、地面側の特に角の部分はいきなりダメージ受けます。一応屋外用って事で作ってもらったんだけどな。。。


案外すぐに破けたり穴が開いたりするんじゃねえの、と心配しています。。。外で使うものだから当然ダメージ受けるんですけどね。思ったよりターポリン傷つきやすいなって。まあしばらく使って様子を見てみます。

<追記>

結局ダメージが心配なので、黒いガムテープを買ってきて予め下になる部分の補強をしました。かなり出来のいいカバーなので、結構傷つくことに神経質になっちゃってるのかもしれません。

買ってきたのはこれ。500円もするんすよ。


んでこんな感じで補強。


二重にしました。これでしばらく安心。ただベタベタになったりはしそう。


ちなみに作ってもらった業者に問い合わせてみたところ、結構砂利やコンクリートの上でハードに使用している例が多いけれど破けたことは余程の突起物でもない限り無いという事でした。ターポリンは中に繊維が入っているためそう簡単には穴は開かないようです。それと、色が黒なので擦り傷が結構目立つみたいですね。

2013/01/17

Make My Triangle Wood Volume #1 / ハリボテ自作



ポーランドからホールドが届きません。ホールド自作もまだシリコンを用意してないので進んでません。って事でハリボテを自作してみました。ルーフ部に天板を取り付けてそこにもホールドを付けられる加工をしようとしていたので、その合板の余りを使用しました。

例によって今回も海外サイトをフルに参考にしました。インチをセンチにして少し小型にしただけで、ほぼ丸パクリ。ベニヤだと木口にビスが利かないかなと思いまたラワンランバーコアを使用しました。

Build a Triangle Wood Volume for Your Climbing Wall » The Home Climbing Wall Resource

上記ガイドでもそうですが、一番作るのが簡単なので直角三角形で作ることにします。覚えておいででしょうか、1:2:√3の直角三角形を。

 
今回はこの1の部分を30cm(300mm)で作ることにしました。板の厚みは15mmです。なので必要になる板は以下の3枚。
  1. 300 x 600 x 520
  2. 285 x 600 x 520 … 300mmから板厚の15mmを引いています
  3. 300 x 300 x 424 … こちらは1:1:√2の直角三角形
3枚目の板が底部に接合されるので微妙に直角三角形じゃなくなりますが、まあ良しとします。

ってわけで今回必要な材料は以下のとおり。材料だけなら2,000円もあれば揃うんでは無いでしょうか。
  • 15mm厚のランバーコア(300 x 1000あれば十分)
  • 40mm以上のコーススレッド
  • 適当な塗料
  • 硅砂(7号にしました)
  • 木工用ボンド

工具は以下があれば作れます。
  • ノコギリ(丸ノコ or ジグソーがあると捗ります)
  • 電動ドリル
  • 12mmの木工用ドリルビット
  • 紙やすり
  • カンナ(optional)

では作っていきます。

300mm幅に切ったランバーコアです。これに寸法の通り鉛筆で線を入れます。まず1の分を切ります。


斜めにまっすぐ切ります。僕は丸ノコを使って切ったので、自作のT型オフセット定規(ってタダの治具)を使いました。この右側の線に合わせて切られます。


そして同じ要領で2の板も切り出します。そしたら早速2枚をくっつけてみましょう。見た目が形になるとやる気が出るので。

ビスは600の辺に対して4本使いました。下穴を空けておいて、接合面をドリルでなんとなくボコボコにします。ボンドの食いつきを良くする為です。


んでそこに木工用ボンドを塗ります。


 そしたら2枚を90度に合わせてビスで留めます。こんな感じになります。


そしたら3の板も同様に切り出します。もうほぼ完成。仮組みするとこんな感じ。いいじゃん。


そしてまた下穴を開けてボコボコにして木工用ボンド。


んでビスで留めると大体完成。

ウォールにつけてみるとイメージ湧く。


まだ作業は終わりません。

今度は各面に適当に12mmの穴を開けます。ホールド固定用です。適当でいいと思います。ランダムに。そしたら今度は全体を紙やすりで滑らかにしましょう。 手で直接触るので念入りにやっておいて損はないです。サンダーがあるといいですが、僕は持っていません。

そしたらいよいよ塗装です。今回は適当な水性塗料に7号硅砂を混ぜてみました。その方がフリクションが良い感じに出るんじゃないかなっていう思いつきです。

この硅砂の上に塗料を注いで混ぜました。



んで塗ります。黒に赤って映えるかなって思って派手な赤を選びました。防腐剤とか入ってないテキトーな塗料。


全部塗り終わるとこんな感じ。


乾いてみると結構硅砂が取れちゃいます。計画倒れだったかも。あと1回今度は硅砂無しで塗って塗膜を丈夫にしてみます。

固定方法は色々考えました。ホールド用の穴を利用して取り外し可能な形にしようと最初は考えていたのですが、構造が面倒になりすぎるので直接ビスでウォールに留めちゃう事にしました。実はこのままじゃウォールに接する面が平らじゃないので壁面から浮いてしまいます。 なのでカンナで微妙に角を落として平にしたのですが、途中でめんどくなってやめました。見た目だけの問題で実際のハリボテの固定の強度にはほとんど影響が無いからです。いいや、浮いてても。

次回、二度塗りしたハリボテをウォールに固定してみます。でもホールドが届いてからかな。つづく。

2013/01/08

Make My Climbing Holds #1 / クライミングホールド自作(原型編)




ウォールは無事に完成しましたが、ホールドが全然足りません。ただ、ホールドって結構高価で、普通に買おうとすると1つ1,000円弱したりします。それじゃ予算的に数が揃えられないぞって事でネットで安いところを検索して見つけたのがポーランドの謎のホールド屋さんで、大小取り混ぜて55個買って送料入れて14,000円くらい(だいぶ値切りました)でした。メチャ安い。1つ300円切ってる。ただ、船便なので果てしなく時間がかかる。まだ海の上。いつ届くかさっぱり不明。その他に安くホールドを入手する方法って言ったらもうあとは自作しか無い。ってことでやってみよう。

ホールドの作り方ですが、国内はそんなに情報がありません。なので海外サイトで情報を集めました。以下のサイトですげー親切に説明してあるのでフルに参考にしました。

Making your own climbing holds
Make Hand Holds - How To's

ポリエステル樹脂を使って作るんですが、既存のホールドを粘土で型取りしてコピーする方法と、フローラルフォーム(花を挿す緑色したスポンジみたいなやつ。オアシスフォームが有名)で原型を作ってシリコンで型どりする方法の大きく2つの方法があります。せっかくだからオリジナルのホールドを作ってみようって事で後者を採用します。ホールド表面のザラザラ感を出すのにフローラルフォームのテクスチャがちょうど良いようです。

ちなみに費用ですが、5,000円くらいかければ20個くらいホールドが作れそうです。1つ250円。10個型を作って2ショットとか。型が残るので以後安価で量産できますが、同じホールドいくつも作ってウォールがどうなるかは良くわからない。角度変えてつけたりすればいいのかな?

さて、というわけでまずホールドの原型づくりをしてみました。フローラルフォームは花屋で1つ315円でした。2つ購入。こんなやつ。見たことあるでしょ?


これをざっくり切ってカッターとかヤスリとかで整形していきます。ものすごく切削性が高いので、サクサク気持ちよく切れるんだなーこれが。史上最高にサクサクした素材です。気持ちいい。結構散らかりますので掃除機必須。出来ればマスクもあればよいでしょう。翌日鼻の穴の中が緑色になってたから。。。

 

形ができてきたら仕上げは指を使ってやります。なんとなくそれっぽくなってきた。

  

壁に付けてみるとイメージが沸く。

  

というわけでまずは2つできました。左が俺の試作1号で右が友人の。鏡の前なのでダブってます。

  

ポケットも作ってみた。

  

ポケットなんだけど手前側はガバ、とか欲張ってみた。ちなみにボルダリングど素人なので全くその場の思いつきで適当に作ってます。実際のムーブとかそういうの全く想定していません。哲学不在のホールド作り。

後ほどボルトを通す穴を開けます。キャップボルトの頭も隠すことを考えて、20mmの厚みは確保して作りました。 キャップボルトの頭が高さ10mmくらい(だったけな)なのと、固定用の厚みとして10mmって感じで決めました。

というわけで大小あわせて9個ほど原型を作りました。ちょっと触っただけでも形が変わっちゃうので、手の届かない高いところに置いたのがこの写真。

  

いやー、ホールドの原型作りすげえ楽しいです。 クライミング仲間を集めてワイワイやるとすげー盛り上がると思います。フォーム1つで中くらいのホールドなら5つは切り出せるかな。両手で掴めるようなガバも2つくらいは作れそう。

さて、次回はこの原型=雄型を使ってシリコンで雌型を作ってみます。つづく

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