2018/02/04

How To Repair A Series 7 Chair / セブンチェアの修理



セブンチェアを10年ほど使っているのですが、4脚あるうち既に3脚が壊れました。座面から台座が外れちゃうんですよね。噂によると、代理店に連絡しても修理対応はしてもらえないようなので、ガッカリしちゃいますよね。気に入って使っていたなら尚更だと思います。なので今回はたまには困った人の役に立つような、ご家庭でも簡単にできる修理方法を紹介します。

壊れたセブンチェアの他に用意するものは、

  • ボンドG17
  • 4x10のタッピングトラスビス x7
  • プラスドライバー
  • 4mmの六角レンチ
  • 2.5mmと4.5mmのドリル
  • スクレイパー
です。それでは手順を紹介します。

まずは台座を脚から取り外しましょう。

これが台座です。この中心のビスと接着剤で座面に固定されているだけなので、後ろに体重をかけた時なんかにバキッとぶっ壊れます。

まあはっきり言って設計ミスですよ。こんなビスが1本5mmくらい刺さってるだけなんですから、壊れたのはあなたの座り方が悪いからではありません。

脚の裏についてるプラスチックの円形のカバーを取り外すと、ビスが3つありますので、これを取り外します。ホントはトルクスなんですけどこんなでかいトルクスドライバー普通持ってないので、六角レンチで代用しましょう。

これで脚が以下の透明なプラスチックの台座から外れます。そしたら次に台座の中心にあるビスも取ってしまいましょう。
この時、この透明の台座を座面にあてて、位置を合わせてマーキングなんかしておくのがベストプラクティスです。忘れると脚の向きがずれたりします。

で、計画としては、接着剤プラスビス1本、で固定されていたものを、接着剤プラスビス沢山、にしようとしています。
このビスを使います。

では、取り外したプラスチックの台座に適当に幾つか4.5mmのドリルで穴をあけましょう。
こんな感じです。外周部のひと回り小さい穴がそうです。俺はパラノイアなので7つあけました。7倍強固になる予定です。

ビスの長さ引くことの台座の厚みと座面の厚み、でこのように貫通しないで固定されることがわかります。

接着剤が沢山残っているのが気に入らない感じであれば、スクレーパーなんかで削ぎ落としましょう。神経質な場合はペーパーをかけてもいいでしょう。俺は面倒であんまり綺麗にはしていません。

そうしたら、座面に下穴をあけます。新しく穴を追加した透明の台座を座面裏に当てて、位置をマークして、2.5mmのドリルでやります。
こんな感じ。この際に、頑張りすぎて貫通させないようにして下さい。貫通させるととても残念な気持ちになります。

なので、
こういったドリルストッパーとかってのを使うといいですよ。

そしたら次に、ボンドを塗ります。
こんな感じ。市販されてるボンドの中ではおよそ最強のG17なので、フリッツ・ハンセンの謎ボンドよりも強いんじゃないかなと期待。

そしたら台座をビスで座面に固定します。
この際に例のマーキングが役立ちます。いい感じでガッチリ固定されました。

そしらボンドが乾くのを気が済むまで待って、脚を元通りに取り付けて、カバーを装着すれば出来上がりです。
これでまたセブンチェアのある生活に戻れますね。ヤコブセンも喜んでくれるんじゃないかな。良かった良かった。

おしまい。

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