と、前回の記事から1年半も開いてしまいました。。。ですがいまだに国内で3PVマウントを使用している人が少ないようなので、続きを書こうと思います。ちなみに上の動画は3PVマウントを使用して冬山登山の様子を撮影したものです。拙いですが、どんな映像が撮れるかはわかってもらえるのでは無いかと。
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えーと、既存のGoProのマウント、つまり頭や胸や腕のマウントの限界を感じた、ってところまで話しましたっけね。で、色々調べた(過程は省略します)結果、Sail Video Systemの3rd Person View Camera Mountが一番いいだろうって結論に達しました。バックパックに入れて背負うタイプの物も見つかったんですが、Sailの3PVマウントの方が自分の上半身をすっかり余分な物を映さずに撮影できるという点で優れていました。ちなみにSailの3PVマウントはKickstarterで資金を調達して一部で話題になりました。
さて、この3PVマウントですが、当然国内に代理店など無いので直接購入することになります。Sailのサイトから注文をすると、日本までの発送も可能のようです。ちなみに発送元はオランダで、支払いはユーロ建て。送料は2014年1月当時、日本まで€25でした。単なるマウントにしてはかなり高い買い物となりました。当時のレートで23,000円とか?
ちなみに今はもっと安くなってるっぽいです。
モノは大体1週間くらいで届きました。FedExです。
早速開封してみます。
シンプルな包装です。
パッケージに含まれているのは、以下のものでした。
ボールマウントが付属するセットもあるのですが、単なるパイプの方を選択しました。価格が安いのもありますし、当初はフレックスクランプをパイプに取り付ければいいやと考えていました(後ほど改造というか改良をすることになります)。
腰のベルトはかなりしっかりした作り。
この中央部の穴がミソなんですね。ここがポールをしっかり支える作り。ベルトも3重にしっかり締める作りになっています。
装着するとどうなるかというと、こんな感じになります。
バックパックと干渉するので、小さめのバックパックでないと着用は難しい感じです。ちなみに写真はGossamerのType2。
これまで3PVは大体山や岩での活動で使いましたが、相性はそれほど良くないかもしれません。ですが、撮れる動画は比類ないものなので、積極的に使っていきたい感じです。ちなみに、登山ですとやはりバックパックとの干渉、クライミングでは岩との干渉が大きいです。沢登りとも相性はいいですが、やはりチムニー状の箇所を突破する際には背負っている3PVマウントが干渉することがあります。良し悪しです。また、画角の設定をばっちりしていても岩にぶつかってズレてしまったりもします。
ちなみに画角の調整ですが、なるべく上半身が全部写るように調整すると非常に迫力が出ます。うまく確度を調整すれば足元まで写すことも可能です。頭だけ写るような形だと迫力にかけますが、登山のように撮影者の視点まで写したいような時にはそう調整します。また、3PVのポールだけでも自撮り用に使えるので、それなりに重宝します。
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単なるGoProのマウントとして考えると、GoPro本体が買えてしまうほどの高価な商品なのですが、その価値はあると購入して1年半経った今でも思います。アクションしている自分を客観的に撮影できるマウントは他にはありません。国内で他に使用例を見たことが無いのですが、工夫次第で無限に可能性をもった素晴らしい商品です。使用中にパイプを固定するパーツが破損したのですが、アフターサポートも素晴らしく良かったです。もっと普及するといいなと思いこの記事を書きました。3PVマウントの改良についてはまた別途。
もういくつか3PVを使用した動画があるので、ここに貼っておきます。冬山とか沢登りとか。