2016/04/28

Austin Spartan Sprint 2016 / スパルタン・レースに参加しました




2年前と同様に、勤務先の本社のあるテキサス州オースティンに3月末から5週間ほど滞在しています。我が社では四半期毎に社員を募っていろいろなレースに参加するのですが、今回の対象だったスパルタン・レースに参加しましたのでその事について書きたいと思います。

スパルタン・レースとは:
これまでにトレイル・レースやマッドラン、障害物競争、アドベンチャーレースを経験したことがあるのなら、ぜひ、スパルタンレースに挑戦すべきだ。これまでの障害物競争とは違い、スパルタンレースには、選択可能な様々なレベルや距離(スパルタン・スプリント、スパルタン・スーパー、スパルタン・ビースト) が用意されている。  
https://www.facebook.com/SpartanRaceJapan/videos/307782009381598 
簡単に言ってしまえば、「トレラン+たけし城」です。決まったルートを進みつつObstacleと呼ばれる障害を超えてゴールを目指します。障害は、垂直の壁をジャンプしたり、有刺鉄線の下を匍匐前進でくぐったり、バケツの中に砂利を満載して担いで歩いたり、やり投げをしたり、とにかく多種多様です。今回参加したSpartan Sprinでは、4マイル強(9キロ弱)のルートに24個(たぶん)の障害が設けらていました。全部ではないですが、以下にその内容を紹介します。

***

スタートですが、ローリングスタート形式で私は1:00pmのスタートでした。入場にバタついてスタート地点に着いたのはもうスタート寸前で、何もわからないまま走り出しました。まあ、トレランプラスアルファだろうと。つまり、良くわかってませんでした。というか、ほとんど予備知識ゼロでした。

最初の障害はWall Jump(壁越え)からの三連続でした。写真は無いです。壁をジャンプするものと、壁の下をくぐるものと、壁の中央の穴をくぐるの三点。ああ、なるほど、こういうレースか、という洗礼ですね。ちょっと気合が入りました。

その後暫くトレイルを走り、次の障害です。

なんでしょう、平均台を越えるような障害です。得に問題なくクリア。

トレイルと行っても結構容赦無いです。渡渉とか普通に出てきます。

ああ、沢登りをやっててよかったなと思いました。特に抵抗が無いので。

次に出てきたのは雲梯です。

これは軽くクリア出来ました。何が面白いって、チームで参加した場合お互いを助け合える点です。チームメイトが途中で落ちてしまいそうな場合、その足を抱えたりと助けたりできます。ちなみにクリアできなかった場合、その後にBurpeeと言われる罰ゲームが待っています。ジャンピングプッシュアップを30回、というようなものです。

ちなみに最初のBurpee有り障害のここで、ルールを把握していなかったことから雲梯をクリアしていたにも関わらずジャンピングプッシュアップをしてしまいタイムロス。。。

次の課題はなんか山状のネットを越えるやつ。

特に問題なし。

次にはめっちゃ水線通すような遡上。

これはかったるくて、左の人のように岸を走ろうかとも思ったのですが、体力回復を含めてそのまま歩行。

次にいよいよ有刺鉄線が出てきました。これは結構燃える。

途中から有刺鉄線が高く配置されるのですが、引っかからないように気を遣いました。膝も痛いです。

次にレンガのトラバース。

これはクライミングをかじっていればなんでもないです。

同様に次の障害も、

特になんということもない。

ただ、そんなことを言っているとアメリカ人の想像力に度肝を抜かれます。

なんだろう?なんで藁の標的めがけて槍を投げないと行けないんだろう?失敗するとBurpee。謎です。

そして次に、50kg以上はある砂袋を載せたソリを引っ張る謎の障害。

これは結構背筋が要求された。

そして30mはあろうかという土管の中の匍匐前進。

右に微かに見える太い土管を使うと3回Burpee。閉所恐怖症でなくて良かった。

からの、どうでもいいような

そんな障害。

このタイヤを3回ひっくり返すのは辛かった。

本能的に軽いタイヤを選んでしまい、チートした感覚。

またもや雲梯もどき。が、今回はつり輪だったり野球のボールだったり。

これはかなりしんどい。見かねた他のチームの人に支えてもらって突破。ありがてえ。そういえば、俺のチームメイトはどこに??

次に洗礼とも言えるべき、泥水突破の障害。

これは、結構いろいろ吹っ切れる。その上に、この後ゴールまでの伏線でもある。チンコの皮の中まで茶色くなるナイスな泥水。これが3連続。携帯を頭の上に持ち上げて突破。

お次はオーバーハング壁。

少なくともクライミングの心得が少しでもあれば、特に問題なし。

これはきつかった。砂利をバケツ満載にして100mほど周回する障害。えーと、なんで?

途中で女性がぶっ倒れて救護班が来たりして焦った。結構きつかった。

かなり後半戦。傾斜壁。

ロープがついてるけど、ほぼ走って登れる感じ。

次にロープを登る障害。

足がうまく使えずに手だけで登ってしまいかなり消耗。

もうほとんど佳境。ルーフ超え。

ここまで来るとゴールを見守る観客から見られるので否が応でも盛り上がる。

そして砂袋を引き上げる障害。

チームメイトがいたら楽なんだろうな。。。と思いつつ、50kgはあるんじゃないかと思われる砂袋を5m以上引き上げる。

この後頭まで潜らないと突破できない泥水プラス壁の障害(携帯は横に置いて突破)があり、そして!いよいよラストの障害。

薪の上をジャンプして、

(思ったより燃えてませんね)


そのまま泥水にドボンして、


フィニッシュ!

***

いやいやいろいろ突っ込みどころはあるんですが、なんだろうこの、マジキチなレースは。これはホントアメリカ人しかできないだろう。多分死人も出る。ていうか出てるでしょう。ただ、最高に楽しかったのは事実です。

私の場合は特に何かスパルタン・レースのためにトレーニングはしてないのですが、ランニング/トレラン経験及びクライミング経験のおかげで殆どの障害がこなせました。トレランができれば尚可、なのですが、各障害で待ち時間が発生するので純粋なスピードレースとはならないと思います。

距離的には9km弱と何でもない距離なのですが、途中に全身を使う障害が挟まれているので思ったよりも疲労は激しかったです。というか、ランの最中に全身もしくは上腕を激しく使って、更にラン、というような経験がなかったので、それによって自分の身体がどうなるのかについてはとても面白く確認できました。

謳い文句には「トレランやアドベンチャーレースを経験したことがあるなら」とありますが、必ずしもトレランやアドベンチャーレースに連なるものでは無いです。どちらかと言うと、パルクールの動きなんかがすぐに取り入れられるんじゃないかな。地図読みが必要なアドベンチャーレースとは全く一線を画するものです。だって、その障害(例えばやり投げとか)無視して走っちゃえよゴール目指せよ、って思いかねませんもんね。

ただ、我われ世代のようにたけし城の洗礼を受けていたり、サスケに興味があったりするならば、このレースは魅力的な選択肢になるかもしれません。今後(これまでにも?)日本で開催されるかはわかりませんが、アメリカ人のアホさ加減を思い知る上でとてもおもしろいレースでした。

それとですね、アメリカ人とか言い出すなら、アメリカでのなんだろう、フィットネスとかエクササイズとかの意識ってのはやっぱり日本よりはるかに高いですね。私からみても普通に太っちょのおじさんおばさんお兄さんお姉さんがこんなハードコアなレースに参加して物凄く楽しんでますし、そのように一部のアスリート以外でも楽しめるような土壌があると強く感じます。このレースが日本で開催されても近所のデブのおばちゃんは絶対参加しないし、そもそも知りもしないですよね。そういう裾野の広さは素直に感心しました。

ちなみに、私のAustin Spartan Sprintの結果は1:36:00で年代別54位、総合460位でした。よくわかりませんね。

Stravaの記録はこちら

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