2012/12/30

Make My Own Climbing Wall #1 / プライベートウォール製作記(基礎編)



突然思い立って自宅にクライミングウォールを製作しました。構想2日製作4日の割には良い物が出来たので紹介します。まだ全然ホールドが無いんですが、それでもめっちゃ楽しいです。


ちなみにボルダリングはジムに4回行ったことがあるだけのド素人です。作りたさ先行です。ちなみに設計図とかは無くて、ほぼ脳内設計。寸法をメモった紙程度しか無いのであまり参考にならないかも。

ちなみに3600 x 1820のウォールがホールド、マットを除いて約42,000円で出来ました。工具類は元々持っているので含まれません。

場所を決める


まず取り付け位置ですが、屋内と屋外で検討しました。うちは大きな吹き抜けがあるのですが、壁面の下にスペースを空けるのが困難なのと、家の中に手を加えるのに躊躇があったのとで屋外に決めました。

屋外に設置するとなると我家の場合3箇所候補があります。自宅の南、西、北側にそれぞれスペースがあるので検討しました。まず北側ですが、寒いし玄関から一番遠いのと、車一台入れてて邪魔のとで無し。西側は道路に面して3階までほとんど窓がなく切り立った壁なのでおあつらえ向きなのですが、すぐ道路なのでマットを道路に置くことになるのと、家の外壁に固定する以外垂直に立てた壁を支持できないので無し。結局色々考えて南側のベランダに固定する事にしました。石窯の屋根を作った際の単管工作のノウハウで、なるべく建物に穴とか少ない方向で。かつ、日照や駐車にもなるべく影響が無い形で。

そんなわけで、この位置に作製することにしました。上部のベランダ手すりまで作っても2階より上の日照には影響がなく、1階は元から南側隣家の日影になるため最も影響が少ないという理由で決定。手すりの上までで大体3.6mほどなので立派なものができそうです。



構造を考える


作ろうと決めてからネットを検索しまくりました。木か単管で作った基礎に合板を固定するのがポピュラーな作り方なようです。 屋外に設置するので腐食やらの耐候性を考慮し、なるべくウォール本体以外には木材を使いたくないと考え単管を採用することにしました。デザイン的にも単管の方がすっきりと仕上がるメリットがあります。

いろんなプライベートウォールの製作記を参考にし、単管の柱を2本設置して合板をUボルトで固定すればおそらくOKだろうと考えました(Uボルトを使用した例は無かったですが)。単管に垂木を渡したりたりはしません。これもデザイン上のこだわりです。垂木カッコ悪い(でも丈夫で安心)。ちなみに単管工作の定番であるクランプ類、あれを使うと一気に野暮ったくなるしサビにも弱いのでそれも使いません。ちょっと値は張りますがかん太くんシリーズを採用します。

というわけで、全く人様にお見せするようなもんじゃありませんが以上を踏まえて殴り書きした3面図(上はないけど)みたいなのがこちら。左が正面で右が横から見た図。イメージつかめますか?無理ですか?wwww しかしこれしか無いんですよwwww


100度くらいのオーバーハングからベランダ部で垂直になり、最後におまけのなんちゃってルーフがある構造にします。ルーフ部は曲げ単管を使えば結構簡単にできるんじゃないかなと。固定はベランダにサドルとボルトで固定する方式。足元は傾斜ベースというものがあるのを知ったのでそれで置くだけとします。

基礎作成


とりあえず基礎のアイデアはできたので、まず作っちゃいます。サブロクの合板が4枚ほど必要なのですが、基礎を作ってしまってからそれに合わせてカットするサイズを決めます。いきなり作っちゃいます。素人おっかねーっす。

材料は当然の如く瑞穂のジョイフルホンダに行って買います。下道で早くても40分かかりますが、それなりのすげー価値があります。ただスマートバイヤーの俺はジョイフルで買うよりネットの方が安いものはちゃんとネットで買います。単管のジョイントはジョイフルに一部在庫が無いのと価格が安いのとでかん太くんのサイトから直接買いました(細かい部材の一覧と価格は最後に表にまとめます)。

んなわけで単管やら何らやらを購入。


さらにUボルトやらボルトやらも買います。


持ち帰って早速作ります。ジョイントなどは既に家に届いています。

まずはベランダに穴を開けます。超かっちょいいうちのベランダに穴を開けるのは断腸の思いなのですが、8つだけなので妥協しました。とりあえず寸法通り鉛筆でケガキします。


活躍するのはこのドリルさん。振動ドリルだけど振動させないで使いました。どのご家庭にもあるような振動ドリルです。


はい見事開きました(うわーすげーもったいない!)。 この穴を使って強力サドルで単管を固定するのです。


まずはルーフ部になる曲げ単管を必要な長さにぶった切るのですが、その前に一応角度とかシミュレーション。イメージ掴んでおきます。


 イメージつかめた。ぶった切ります。これもどのご家庭にもあるような高速カッターを使います。


 はい綺麗に切れました。


微妙にマメなところを発揮して、切断面に錆止めのローバルを塗りました。ベランダの穴開け部にも塗ってます。


では固定します。サドルってのはこんな金具です。このサドルを使用する方法はアンカー使ってもできるし色々応用ができると思います。


ここにさっき切断した曲げ単管をぶっ刺すとこんな感じになります。さっきの殴り書きのルーフ部になりました。しかしこれ一人でやるのしんどかった。。。


さらにそこにストレートの単管をジョイントを使ってぶら下げるような形にし、傾斜ベースを使って接地させます。するとこんな感じに。


横から見るとこんな感じ。おお、脳内設計の通りだ。


というわけで基礎完成です。曲げ部分にぶら下がってみてもびくともしないので、基礎的には十分クライミングウォールに耐えられると判断しました。

一週間休んで次はウォールの作成に進みます。つづく

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